マヂラブ野田が今年1年放ち続けた「ちゃんとした人間でありたい」意志の輝き
#粗品 #マヂカルラブリー #第7世代
“第7世代”はこれから先が長すぎる
ユージ 粗品と野田は共にM-1・R-1の2冠王者であることに加えて、粗品は音楽、野田は筋トレやゲームと、お笑い以外で真剣に活動しているなど共通点は多いですが、性質は真逆ですね。
タカ 霜降りは若くして売れたから本当に大変だと思います。タイトル獲ったからって不安がなくなるわけじゃないんでしょうね。霜降りに限らず“第7世代”とはなんだったのか、と最近はちょっと同情が強いです。テレビが散々持ち上げて……。
ユージ 本当にそうですね。今年のM-1はいよいよそんな空気が一切ないですし。それこそ今年のファイナリストのメンツについて、野田が「俺らなんて普通だってバレるのが怖い」とラジオで話していましたけど、誰がここでハネても同じように「実は普通のところがある」という取り上げ方をテレビはすると思うんです。でも、そうなったとしても、野田のバランス感覚の良さとまともさは群を抜いているので来年も安泰そう。
タカ 芸歴を重ねていい年齢になってから売れたのも大きいでしょうね。
ユージ そういえば粗品は今年、『新しいカギ』(フジテレビ)の収録現場で、肉を切るまな板をスタッフが洗剤で洗ったことをとがめて新しいものを買ってこさせた、という記事が出ていましたね(2021年6月21日「日刊大衆」)。
タカ その記事読みました。芸人としてじゃなくて焼肉屋としての怒りでちょっとおもしろかったです(笑)。
ユージ たしかに(笑)。とはいえ、番組の看板出演者がスタッフに怒って収録を止めたらどんな空気になるかまで考えて動かないといけない立場ではあるでしょうね。大変ですが。
タカ そうですね。それもやっぱり若いからという気がします。誰だって若いときは何かしらやらかすけど、売れていなければ目につかないから。考えてみれば、若くてテンポがいいネタをする吉本のコンビってみんな後々こじらせてるじゃないですか。ナイナイ、キンコン、オリラジ……そう考えると霜降りは全然いいほうですね。
ユージ そこはやっぱりお笑いの筋肉の鍛え方が違うというか。霜降りはそれぞれいわゆるストロングスタイルの強さを持っているし、今もライブで新ネタおろしてますからね。
タカ そうですね。そのへんはちゃんと考えていそうです。30手前で売れるとそこから先の時間が長すぎるんですよ。気を確かにがんばってほしいです。
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