元[Alexandros]庄村聡泰、LiSAの魅力がマシマシ過ぎてカロリーすら滅された「圧巻のステージ」
#LiSA #ショウムライター
観劇や漫才やその他諸々を含んでいると言う意味で“ライブ”を観に行く、と言う行為とは異空間を、非日常を”体感”しに行く、と言う行為である。つまりは一つの小旅行、心と身体の小旅行だ(実際に遠征などをする場合に於いては”小”の外れた呼んで字の如くの旅行になるが)。
そう、”旅行”なので、メインディッシュである本番前には出来る限りの”観光”をしておく必要があり、例えば演者に縁のある食事やその際の服装なども演者に纏わるグッズなどを身に付けておいた方がより楽しくなるよと言うお話なのだ。
そう言った意味で今回の記事はLiSAの「LiVE is Smile Always~LADYBUG~」日本武道館追加公演2日目に触れる内容であるので、武道館周辺の観光スポットについて触れておかねばなるまい。
会場に隣接するはかの有名な靖国神社であり皇居外苑周辺辺りをぶらぶら散歩するのも良い。美しく聳え立つ都心のビル群を眺めながら耳では勿論、来る本番で演奏されるであろう曲の予習に努めよう。食事をするのであれば所謂B級グルメを好む筆者にとって、神保町が徒歩圏内にあるのも素晴らしい。神保町、言わずと知れた本とカレーの街であるが赤提灯も充実しており、本番前に軽く(本番に触らなければ軽くなくたって一向に構わんのだが)一杯やるも乙だ。あの曲演るかなあこの曲演るかなあと来る本番に思いを馳せながらの一杯だなんて、それはもう格別の味わいとなる事間違いなしである。
そんな神保町、ラーメン屋が充実している事もご留意頂きたく、黒須に勝本に藤本やけいすけ系列等々有名店の枚挙に暇なく、中でも筆者が武道館に行く際のセットとして考えているのが、ラーメン二郎神田神保町店である。美味いは味、多いは量、長いは列と、どれを取ってもトップクラスの名店。着丼(自分のラーメンがカウンターに置かれる事)まで1時間前後であればそれはまだ並ばなかった方だ。本番に触らぬ様にと”小豚麺少なめヤサイニンニクアブラカラメ”での注文であったが、どこまで食っても麺麺麺。少々柔めに茹でられており、くにゅくにゅとしたそれを食み続ける愉楽に浸り、近場の喫茶で一服(喫茶店も多い)し、徒歩で程なく武道館へ。本番前の仕込み下茹では完璧だ。本番3時間前に神保町入りの事前シミュレーションも功を奏した。今日は貰ったと思った。
だがしかし今日の勝者は俺ではなかった。
その後に喰らったLiSAのライブ、筆者としては最早事件と行っても良いぐらい、想像の斜め上を軽く超える、おいマジかこんな凄えライブ演んのかと思わされるシロモノだったのだ。圧巻の巻(そんな日本語はない)だったのだ。
また忘れられないライブを観てしまったものだ。可愛くてたまにセクシー。ポジティブだけど案外泣き虫。天真爛漫ながら慈愛の表情も垣間見せてくれるそれは言わば“女の子”の誰もが持ち得る魅力の”マシマシ”。
いやはやはてっきり演奏された楽曲の大半がタイアップとしてのリリースであった事から、原作となるアニメや映画の思い入れ深い場面などを色々と想起しながら楽しむ物なのかと思っていたし、脇を固めるバンドの演奏技術や演出なども込みで、何なら多少俯瞰的に楽しむつもりでいたのだ。
所がどっこいただただLiSAに釘付けになるばかりの2時間半だった。何て強靭なキャラクターと声なのだろうか。さーせん。ブッ飛ばされたし恐れ入りやした。めちゃくちゃカッコ良いやないか!!!!
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