坂上忍「バイキング」終了に感謝の言葉「3カ月持たないで首になる可能性」も？

　13日、フジテレビ『バイキングMORE』が来年春に8年間の歴史に幕を下ろすことが明らかになった。

　この日、冒頭ではこの件に触れることなく同番組はスタート。日本大学の田中英寿前理事長が所得税法違反の疑いで逮捕された事件の特集へ。

　MCの坂上忍は「OG、OB の人たちも迷惑被ってる。確かにそういうOG、OBの人たちの方が多いのかもしれないけど、田中理事長っていうモンスターを作ったことに加担したのもOG、OBの一部がいるし、それを見過ごしてきたのもOG、OBなんですよ」「ここまで田中理事長の一強っていうのを許してしまったシステムだと、田中理事長を排除できたとしても、ニュー田中理事長が出てくる土壌は十分にあると思う」と得意の日大問題に切り込んでいた。

　番組はいつも通りに進行、このまま終わるのかと思いきや……。

　番組終了間際。フジテレビ伊藤利尋アナウンサーが「さて、毎日お昼にこの形でお伝えしています『バイキングMORE』ですけども。今日報道が出ましたですけれども、来年の……」と切り出すと「え？ その話するの？」と坂上。戸惑う伊藤アナを横目に『卒』と書かれたフリップを掲げ、坂上は番組終了について言及した。

「8年ですか？　帯で任せてもらって丸7年ですけど。7年間の大半を肉体的にも、拙い脳味噌もバイキングを中心にお仕事をさせていただいてきたんですけど。来年55歳になりますので、どこかのタイミングで動物好きのおじさんとしての時間をもうちょっと頂けませんかというお話をさせていただいたまでですね」と真剣なトーンで経緯について説明。

「当初は我が儘がきくならば僕だけ卒業させていただいて、番組は存続して、僕の変わりは野々村真がいますからと言ったんですけども」と冗談を挟みつつ、「本当に皆さんにかわいがってもらって8年も続けられたことに感謝しかないんですけども」と感謝の言葉を述べた。

　そして、「ひとつだけ心配してるのはラストスパートじゃないんですけど、今まで以上に喋っちゃったら3カ月半持たないで、俺クビになっちゃう可能性が……」とこれまで以上に切り込んでいく姿勢を見せると「そこも踏まえた上で、残りおもいっきり走るっていう手もあるよ」と煽るガダルカナル・タカ。伊藤アナが「やめてー！ダメダメ」と嘆きの声を上げていた。

　常に批判的な意見が多いネット上でもこの時ばかりは、「来春終わるの残念～」「悲しい」「仕事から帰宅したら、必ず見てたから、寂しいな…」と番組終了を惜しむ声も上がっていた。

　これまで何度もネットを賑わせてきた坂上節。残り3カ月半、十分堪能していきたい。

大沢野八千代（ジャーナリスト）

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ