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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 日大・田中前理事長復帰の“シナリオ”

日大・田中前理事長復帰の“シナリオ”と文科省「日大再建」の本気度

三菱地所、京セラ…巨大地震、富士山噴火に備え出す大企業

 カラスとインコ、どちらが東京で生き残るのか? こういう話はなかなか週刊誌では読めないが、今週の現代は、なかなか面白い特集を組んでいる。

 インコといっても、インドやスリランカ原産の外来種のワカケホンセイインコといって、体長40cmにもなるそうで、鋭い瞳と太い嘴を持っているそうだ。

 そのインコが、東京で猛繁殖し、2000羽近くの大集団を見かけるという。

 どうやら、1969年に、このインコを輸入していた業者が、事故でコンテナが壊れ、100羽近いインコが逃げ出し、繁殖力も極めて強いため、ものすごい数になってきたそうである。

 そうなると、東京の空の支配者であるカラスが黙っていない。

 東京には緑が少ないうえに、エサを食べられるところも限られている。

 カラスが、自分の縄張りをインコに荒らされると、血で血を洗うカラスVSインコの壮絶な争いが始まるのではないかというのだ。

 カラスは石原慎太郎が都知事時代に減らしたが、インコは鳥獣保護管理法で守られ、捕殺して殺すことはできないという。

 追い詰められるカラス、勢力を強めるインコ、これからどうなっていくのだろう。

 世田谷の砧公園でも行って、日がな空を見ながら、インコとカラスがどうなっているかを観察してみようか。どうせ暇だし。

 富士山の噴火について、ポストと現代がやっている。

 ポストのほうが面白そうだ。12月3日以降、富士山周辺で地震が相次いでいる。ネットでは「富士山噴火の前兆か」と騒ぎになっているそうだ。

 南海トラフ地震や首都直下型地震などの巨大地震が起きれば、富士山の噴火を誘発する可能性が指摘されてもいる。

 いつきてもおかしくない富士山噴火の被害を最小限に抑えようと、対策を進めている大企業があるそうだ。

 三菱地所は東京駅周辺の自社が所有するビルを対象に、火山灰を想定したビル運営管理の手順を策定したという。

 京王電鉄は、線路上に積もった火山灰を除去するカートを2018年度から導入している。

 山梨県に本社工場を置くファナックは、栃木県や茨城県にも生産拠点を新設・拡充しているそうだ。

 日本工営や京セラなどは、一般社団法人「富士山チャレンジプラットフォーム」をつくり、登山者にビーコンという発信機をつけてもらって、避難場所をどこに作ればいいのかなどの判断材料にしているという。

 巨大地震、富士山噴火、日本沈没。もはや架空のものではなく、現実に起こるという前提で対策をしなければいけないのだろうが、国会中継を見ていると、この国の政治家たちは、ほとんど危機感を持っていないようだ。

 政治家などに頼るのが間違いなのだろう。それこそ自己責任で対策をしなければ。

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