ニューヨーク、松本人志に雪辱なるか?『M-1』2021敗者復活も超実力派ばかりに
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見取り図にニューヨーク、敗者復活組に実力者が勢揃い
最大の注目コンビは、やはり見取り図だろう。18年から3年連続で決勝進出。9位、5位、3位と着実に順位を上げてきた実績から、今年は優勝候補の一番手とされていた。また18年に盛山晋太郎がネタ中に発した言葉「あたおか(頭がおかしい)」が、翌年のインスタ流行語大賞で1位を獲得。19年には盛山がネタを噛んだ理由として「お昼に爆竹を食べました」とアドリブをかまし、20年はリリーが「砂利でうがい」をしたせいで噛んだと言うなど、キラーワードを毎年残している。『M-1』での活躍が実を結び、今年はテレビ番組の出演数も大幅増加。人気、実力を兼ねた見取り図は、勝ち上がりの最有力候補ではないだろうか。
決勝へ進んだときのドラマ性なら、ここまで2年連続で決勝進出を果たしていたニューヨークだ。19年大会では審査員・松本人志が82店と低得点。そこで「笑いながらツッコむのが好みではない」と評された。翌年大会では屋敷裕政が怒気を強めたツッコミをみせて松本から92点を得たものの、今度は「ツッコミ、怖かったなあ」と言われ、屋敷は「ツッコミから表情を奪う気ですか」と反論。
さらに『キングオブコント2021』(TBS系)では審査員・松本が、6組目・そいつどいつを見終えて「もうあんまりウケるなと。みんなウケるから、あんまウケんでええわ、みたいな。もう許してくれ」とハイレベルな大会を審査する難しさを口にした。そのコメントに猛抗議したのが、次に登場したニューヨークだった。笑いの量が少なく、低い審査点数で最下位に沈んだことから屋敷がまたもや「松本さんが『みんな笑うな』って言ったからや。あれは不正行為です。あれは絶対にダメです。トップバッターからやり直しを申請します。あの人の影響です」と噛みついた。
20年の『M-1』ではマヂカルラブリーが、17年大会で辛口コメントを発した審査員・上沼恵美子に“リベンジ”を果たす形で優勝を飾った。審査員との因縁もまた『M-1』のドラマとなることから、今回のニューヨークがその流れに乗ってもおかしくない。
そのほか敗者復活戦の出場組には、ハライチ、アルコ&ピース、アインシュタインといった人気コンビはじめ、決勝進出経験を持つ東京ホテイソン、からし蓮根、 『キングオブコント2021』準優勝・男性ブランコ、21年『第6回上方漫才協会大賞新人賞』を獲ったカベポスター、熱烈な支持者が多い金属バットらが名前を連ねており、空前の大混戦となっている。
事前の盛り上がりでは過去一番と言って良い『M-1グランプリ2021』。その主役が隠れているかもしれない敗者復活戦は、12月19日の14時55分よりABC・テレビ朝日系でオンエアされる。
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