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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 『関ジャム』RAD野田、あのバンドからの影響は?

『関ジャム』RADWIMPS野田洋次郎が明かした音楽的ルーツ。あのバンドからの影響は?

関ジャニ5人バージョンの「大阪ロマネスク」

 番組後半は、9月26日に幕張メッセで行われた関ジャムFESのダイジェストが放送された。2カ月半を置いての地上波登場である。2019年は台風で中止となり、 2020年はコロナで見送りとなり、今年ようやく開催できたという経緯のある同フェス。今振り返れば2019年に別日振り替えで開催しておけばよかった? と思わないでもないが、当時はコロナのことなんて誰も予想できなかった。だから、仕方がない。

 このフェスで印象に残ったのは、石崎ひゅーい×安田章大、丸山隆平のコラボによる「さよならエレジー」だ。驚いたのは、3人ともハモりがうまいこと。安田がひゅーいにハモったり、ひゅーいが丸山にハモったり、どのハモリもすごくいい。特に、ひゅーいと安田の声の相性は思いのほか良かった。あと、丸山の声質はこんな曲調に合っている気がする。

 清塚信也、本間昭光、今井マサキ、ハマ・オカモトら番組おなじみのメンバーをバックにして関ジャニ∞が歌った「大阪ロマネスク」は、見ていて感傷的になった。脱退した渋谷すばると錦戸亮がメインを張った曲だからだ。今回歌われたのは、5人バージョンの「大阪ロマネスク」。はっきり言えば、音程はかなり危うかった。ユニゾンでも少しズレ気味だ。見ていてハラハラする。

 それを経て披露されたのは、東京スカパラダイスオーケストラとのコラボによる「無責任ヒーロー」である。結局、関ジャニはノリと勢いで押せるこういう曲が安心する。渋谷が最後の出演となった『関ジャム』など、関ジャニの節目節目を見守ってきたスカパラ・谷中敦による「ファイト、関ジャニ、無限大、エイト!」のエールも、またエモい。

 こんなフェスができるのなら、かつて毎週のように行われていたセッションもそろそろ復活できるのでは? なんて思ったりもする。それが、この放送を見た上での正直な感想だ。

 さて、今夜放送『関ジャム』は「プロが証明、実はスゴイ楽器特集」なる企画が放送される模様。過去素材とFES映像を寄せ集めただけの先週と違い、今回は久々に面白そう。オンド・マルトノや馬頭琴など、めずらしい楽器も続々登場するようだ。実は、こういう試みが一番『関ジャム』らしいと思うのだ。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2021/12/12 21:00
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