No.1は令和ロマン! 元芸人が準々決勝で敗退した全ネタにひとことレビュー
#M-1グランプリ #檜山豊
12月2日無料動画GYAO!で「M-1グランプリ2021」ファイナリスト発表記者会見が行われ、出場者過去最多6017組の中から勝ち上がった9組が発表された。今回は初出場の芸人が多く、新たなスターの誕生か? それとも常連組が初優勝するのか? もしくは敗者復活で上がってきた芸人が優勝をかっさらうのか? 果たしてどうなるのか、毎年起こる感動のミラクルを今年も期待してしまう。
もちろんそのミラクルの陰には、惜しくも敗退していった芸人たちがいる。今回はそんな惜しくも散っていった芸人たちに焦点をあて、元芸人として、今まで誰もやっていないであろう【準々決勝で敗退した全芸人たちのネタにひとことレビュー】をしていこうと思う。ちなみに準々決勝で敗退した芸人のネタは今も無料動画GYAO!で見ることが出来るので、動画とレビューを照らし合わせてもらえるとそれはそれで面白いかもしれない。
早速一組目からレビュースタート!(※すごく長いです)
1.赤もみじ…「博多ラーメン好きへの偏見」
最初の笑いまでが長いので、お客さんが離れてしまう。笑いのピークが最後なのは良いが、そこまでがどこかで見たようなボケなのが残念。ツッコミに人間味が欲しかった。
2.アキナ…「子供のためのオリジナル知育ゲームを作ろう」
ゲームが2部構成になっていて、ひとつめはベタな展開と架空の言い訳が万人受けしない。ふたつめは動きもありテンションもあがるので笑いやすかった。キャラがしっかりしてるので、奇をてらわず万人受けで良い。
3.阿佐ヶ谷姉妹…「おばさん検定に合格しよう」
設定は阿佐ヶ谷姉妹のキャラに合っていてお客さんの笑いも取れていたが、検定自体が大喜利要素が強い為、ボケが想像を越えられずネタ自体は弱く感じてしまった。
4.アントワネット…「お医者さんになって患者さんを診察したい」
ボケ自体はダジャレなど古めなボケなのだが、ボケとツッコミのキャラクターが良く、終始面白かった。ただ最初から最後まで50点~70点ボケを連発しているイメージだったので、最後のほうに90点くらいのボケがあれば準決勝に行けたかもしれない。惜しい。
5.アン縫い…「美容師になりたい」
めちゃくちゃ使われる設定だが、ボケもツッコミも癖があるので面白く感じた。ツッコミはアドリブなしの選別されたツッコミ台詞なのでウケやすい。ただし狙ったところで笑いが起きなかった場合、アドリブで突っ込まないので笑いが起こらない。アドリブを覚えると一皮むけると思う。
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