坂上忍のフジ『バイキング』打ち切り濃厚、TBS『ラヴィット!』お手本にバラエティ回帰の現実味
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坂上忍がメインMCを務めるフジテレビ系のワイドショー『バイキングMORE』が来春で終了すると、12月8日発売の『週刊ポスト』が報じた。記事によると、自民党幹部や大手芸能事務所と関係性の深いフジテレビ上層部は、政権や大手事務所に対して批判的な意見を発信することがある坂上のスタンスに、難色を示していたという。
「来春の打ち切りは難しいと報じる一部メディアもありますが、業界内では打ち切りはかなり濃厚だと言われています。ただ、やはりここで問題となるのが後番組です」(テレビ局関係者)
ここ最近の“帯番組”というと、川島明がMCを務めるTBS系『ラヴィット!』が話題となっている。
「朝の情報番組の時間帯なのに、時事ニュースを一切排除して、グルメや街ロケなどの生活情報とレギュラー芸人たちによるミニクイズにスポットを当てた『ラヴィット!』は、“朝の大喜利番組”として主にバラエティ番組の視聴者から支持を得ています。“バラエティのフジ”と言われていたフジテレビとしても、『ラヴィット!』の成功は気になっているところでしょう。
そもそも『バイキング』も『笑っていいとも!』の後番組として始まったわけだし、ここでフジテレビが原点に回帰して、『ラヴィット!』に対抗できる帯のバラエティ番組を投下する可能性はゼロではないと思います」(同)
しかし、そう簡単にバラエティー路線へとシフトできない事情もある。
「『バイキング』も最初はバラエティ路線だったものの、なかなか視聴率が上がらず、途中からワイドショー色を強めたら、視聴率が上がったという経緯がある。いまここで、支持されている路線を捨てて、バラエティに回帰するのはあまり現実的ではない気もします」(制作会社スタッフ)
昨年9月から『バイキングMORE』としてリニューアルされた同番組。それまではバラエティ番組を担当する編成制作局制作センター第二制作室が制作していたが、リニューアル後はワイドショーを担当する情報制作局情報制作センターの制作となった。
「リニューアル前は“バラエティ班が制作するワイドショー”だったということもあり、ニュースの扱いに慣れておらず、坂上さんの暴走を止められなかった。そこでワイドショー専門の制作スタッフに入れ替えることで、坂上色が抑えられていたんです。だから、フジ上層部としては、ここでもう一度バラエティ班に戻すというのちょっとリスクが高いと判断するはず。トラブル回避のための『バイキング』打ち切りであるのだから、バラエティに戻すという冒険は難しいと思います」(同)
また、約3時間の帯番組である『バイキングMORE』の後継番組を新たに立ち上げるとなると、それなりの準備が必要だ。残り3カ月しかないことを考えると、やはり『バイキング』を踏襲した番組になりそうだとの声もある。
「現在サブMCを務めている伊藤利尋アナをメインMCとするのが、もっとも堅実なラインでしょう。あるいは、現在金曜日のレギュラーでもあるロンドンブーツ1号2号の田村淳をメインに持ってくる可能性もありますね。淳さんは過去に『知りたがり!』(フジテレビ系)や『グッとラック!』(TBS系)でコメンテーターをしていますが、いずれも番組は長続きしなかった。いつかそのリベンジをしたいという思いもあるようで、フジテレビがオファーすれば、快諾すると思いますよ」(同)
果たして、坂上忍の後を継ぐMCは誰になるのか。あるいは、『バイキングMORE』継続というまさかの結果となる可能性はあるのか──。フジテレビの昼から目が離せない。
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