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『オールザッツ』今年は神回決定!シモネタ絶好調・滝音ほかブレイク寸前逸材続出

滝音はオールザッツにぴったりのシモネタ

 いかにも『オールザッツ漫才』のテンションに合いそうなネタを披露したのが滝音だ。『M-1グランプリ2021』では準々決勝で一度は敗退。しかし「あのおもしろさでなぜ負けたのか」と高評価が相次ぎ、ワイルドカードで準決勝まで進んだ実力派コンビだ。

 ふたりが番組内で見せた漫才が、ボケの秋定遼太郎があらゆる話を「ち○ちん」で例えていくというもの。「夫婦円満の秘訣って何だと思う?」という話題では、秋定は「ち○ちんじゃないけど、(夫婦の)どちらかが立たせなあかん。ち○ちんじゃないけど、ガチガチでいっちゃうからそんなことになるねん」と指摘。相方・さすけがシモネタに対して照れ気味で、ツッコミが甘いことについては「ち○ちんじゃないけど、こういうとき、さすけは立ってるだけ」と見事に例えてみせた。

 07年『オールザッツ漫才』では天津・木村がセクシー詩吟を披露し、あまりにシモネタがあからさま過ぎてオンエア中「不適切な表現がありました」と謝罪テロップが番組中に流れた。滝音も内容によっては木村に続く“伝説”を作りそうだ。とはいっても今回の特番を観ていると、滝音はそれよりも漫才としてのうまさが圧倒的に光っている。いずれ、紺野ぶるまとのシモネタ謎かけ対決などを期待したい。

CHAGE&CHAGE、スポンジボブメイク…トラウマ級に強烈

 そのほか、セルライトスパ・大須賀、なにわスパンキーズ・前田がCHAGE&ASKAの曲のCHAGEパートだけを歌いあげるCHAGE&CHAGE、デルマパンゲ・広木がスポンジボブなどになりきるメイク芸、多和田上人が自身の坊主頭に山芋を擦ってとろろを作る料理芸(ただし出演者からは「二度と観たくない!」と酷評の嵐)、清川雄司によるハーモニカを吹いている間に動物の交尾などの切り絵を作る音楽ネタ、『相席食堂』(朝日放送)でも話題となった吉本新喜劇・川畑泰史によるガチ歌など、一度観るとトラウマになりそうなほど強烈なものばかり。

 特番の時点でこれだけクセが強いネタが出揃ったとなると、本番は果たしてどうなってしまうのか。21年の『オールザッツ漫才』は間違いなく神回になりそうだ。『目指せ神回! オールザッツ漫才2021 大作戦会議~本番まであと598時間SP~』はTVerで見逃し配信中。

田辺ユウキ(関西在住ライター)

大阪を拠点に芸能ライターとして活動。映画、アイドル、テレビ、お笑いなど地上から地下まで幅広く考察。

Twitter:@tanabe_yuuki

田辺ユウキのプロフィール

たなべゆうき

最終更新:2023/02/28 06:25
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