立憲民主党代表戦の結果と来夏の衆院選は”立民最後の選挙”なるか
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無罪請負人を頼った依頼人の面々
ところで、弘中惇一郎弁護士(76)と聞くと、私は今でも構えてしまう。
編集者時代、何度も名誉棄損で訴えられたことがあるが、この人の名前があると「ハアー」とため息が出たものだった。
味方にすればこれほど心強い人はいないし、敵にすれば、これほど怖い人はいない。
その弘中弁護士が『生涯弁護士』(講談社)という本を出したという。案外平凡なタイトルだが、出てくるメンツは大物ばかりである。
日産のカルロス・ゴーン。彼が東京地検特捜部に逮捕され、ようやく保釈されたが、007のように日本から脱出してしまった。
現代で弘中弁護士は、
「私には『裏切られた』というより『せっかくここまで一生懸命やってきたのに……』という残念な気持ちが強かったです」
といっている。
もちろん、逆転無罪にする自信はあったそうだ。
彼の弁護活動の中で一番驚かされたのが、帝京大学付属病院で非加熱血液製剤を投与された血友病患者がHIVを発症し、死亡したとして、安部英医師が業務上過失致死罪に問われた事件だった。
私も有罪間違いなしと思っていたが、一審で無罪を勝ち取った。
弘中弁護士たち弁護団は無罪を確信していたそうだが、私は正直驚いた。
厚生労働省の村木厚子の事件も、彼の担当だった。無罪を勝ち取っただけではなく、判決後に、重要証拠のフロッピーディスクを検察官が改ざんしていたことが発覚。現職検事3人が逮捕されてしまったのだ。
三浦和義、野村沙知代、オセロの中島智子なども弁護している。
彼は最後にこういっている。
「私はしばしば『無罪請負人』などと言われますが、その言葉はあまり好きではありません。『勝つか負けるか』よりも、依頼者に寄り添い、ともに闘う姿勢のほうが重要だと思うからです」
上下2巻、1000ページの本だそうだが、これは読まずにはいられない。
FLASHがめずらしく朝日新聞批判をやっている。
FLASHによれば、朝日はコロナ禍で大学や大学院を休学・退学する学生が増えていると、たびたび報じているが、実態はそうではなく、大学側も、「退学・休学の増加」についてはそれほど関心がないそうだ。
現に、読売新聞は、「大学生の中退率4~8月横ばい コロナ影響見られず」と報じている。
ではなぜ、こんなに熱心に大変だと騒ぐのかといえば、朝日は4月に、「朝日中退予防ネットワーク」という“事業”をスタートさせたというのである。
オンライン上の議論や専門委員による講演の聴講、別途有料で個別相談ができるという。
運営は朝日新聞の「A-portオンラインサロン」という有料会員制コミュニティだそうだ。大学高校などの法人会員が月額1万2100円、大学教授などは3300円。
自分の所の事業に人を集めるため、休学・退学が多いと騒ぎ立てたわけではあるまいが、そうとられかねない報じ方ではある。
今さら朝日たるものがとはいわないが、落ち目の朝日はどこかがおかしくなっているのかもしれない。
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