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「やっちまったなぁ!」クールポコ。の再浮上を後押しする“意外な人物”と“高速餅つき”スキル

「やっちまったなぁ!」クールポコ。の再浮上を後押しする意外な人物と高速餅つきスキルの画像1
クールポコ。小野まじめTwitter(@coolpoko_ono)より

 目の前の「100万円」は魅力的だが、芸人ならば「番組の盛り上がり」を考えるのも大事な仕事。お笑いコンビ・クールポコ。の小野まじめは、究極の選択で前者を選んだが、それで賞賛を浴びるという僥倖に恵まれた。

 11月26日放送の『クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?』(日本テレビ系)に出演した小野は、10問連続でクイズに正解して100万円の権利をゲット。さらに正解すれば300万円を手にするチャンスもあったが、ドロップアウトで100万円を獲得した。

「当日の放送は、コロナ禍で営業が激減したパパ芸人特集で、登場したのはクールポコ。の小野のほか、テツandトモのテツ、相撲芸人のあかつ。3人目に登場した小野は、『今の給料は月数万円』と話し、賞金が100万円に達すると『(最終問題で)ダメならゼロかぁ』と呟き、ドロップアウトを選びました」(テレビ情報誌記者)

 こういった状況で、まして芸人ともなれば、最後まで挑戦するのがお約束といえるだろう。ハンターから逃げた時間に応じて賞金がもらえるバラエティ番組『逃走中』(フジテレビ系)では、“自首”を選んだ挑戦者が視聴者から猛バッシングを受ける炎上騒動が何度も起きているが、今回の小野に対しては、

「ボロボロもらい泣きしちゃった」
「大丈夫、家族のために100万円使ってください。素晴らしかったよ」
「父親としていい判断だと思う 家族のためを思った決断泣けるわ」

 と、かえって男を上げる結果となった。小野にとって100万円が大きいのはもちろんだが、“家族想いの真面目キャラ”というイメージができたのは、仕事にも必ずや生きるはず。しかも、彼には意外な応援団がいる。

「頻繁にテレビで見かけるわけではないクールポコ。ですが、そんな彼らのテレビ出演をサポートしたのが日向坂46です。日向坂がまだ『けやき坂』と名乗っていた時代、メンバーの丹生明里が特技として『クールポコ。のモノマネ』をあげたのが縁で、番組のゲストとしてクールポコ。が登場。“笑いの神”が降臨する瞬間が何度もあって、スタジオは大爆笑に包まれました。丹生はバラエティ対応能力が高く、ピンで外仕事をすることも多い人気メンバー。今回、小野が注目を浴びたことで、今後改めて何らかの形で2人が絡む展開も期待できます」(芸能ライター)

 人気絶頂のアイドルと縁があるのはクールポコ。としても心強いところ。ただ、お笑い関係者に言わせれば、クールポコ。は本来、食べていくのに困るような芸人ではないという。

「クールポコ。の餅つき芸は、まずもってお正月に強い。かつての海老一染之助・染太郎のようなもので、年始の稼ぎだけでかなりのものです。また、『やっちまったなぁ~』というネタはバリエーションがいくらでも作れるので、営業にも強い。『○○はじめました』のAMEMIYAが営業やCMで稼ぎまくっているのと同じで、コロナ前は結婚式やパーティーなど、めでたい席に呼ばれることも多かったようです。

 ちなみにあの餅つき芸は、当初はあくまでもネタだったものの、営業先でたびたび『ついでに餅をついてくれ』『餅はつかないのか』と言われたため、今では普通に餅をつくばかりか、“高速餅つき”までも会得しており、雑煮まで作って配るそうです。コロナ禍ではなかなか厳しいでしょうが、コロナが終われば立派な売れっ子芸人ですよ」(お笑い関係者)

 ファニーな見た目とは裏腹に、その生き方はクールだ。

木村之男(芸能記者、TVウォッチャー)

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

きむら

最終更新:2021/12/01 19:00
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