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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 本多圭の『芸能界・古今・裏・レポート』  > 金爆「もう紅白に出してくれない」現実に
本多圭の『芸能界・古今・裏・レポート』

ゴールデンボンバー「もう紅白に出してくれない」が現実に… 黒い交際より断罪される不倫醜聞

ゴールデンボンバー・オフィシャルサイトより

 2年ぶりに有観客で開催される『第72回NHK紅白歌合戦』。先日、出場歌手が発表されたが、昭和から『紅白』について取材してきた筆者からすると、落選につながる要素として重視されるのが、かつては暴力団との“黒い交際”だったのが、今は不倫などの恋愛スキャンダルに移行していることを実感する。

 黒い交際として象徴的だったのが、1963年の第14回に初出場して以来、連続出場記録を更新していた演歌の大御所・北島三郎が、1986年、広域指定暴力団・稲川会の新年会に出席していたことが明らかになったことで、一緒に出席していた弟子の山本譲二と共に、その年の『紅白』を辞退した一件だ。

「すでに出場が発表されていましたから、現場は大混乱でした。その後もNHKは“黒い交際”疑惑に厳しく、08年には、山口組系暴力団組長のゴルフコンペに参加していた細川たかしと松原のぶえが『紅白』に選ばれませんでした。ちなみに細川は、その前年に巨額詐欺事件で会長が逮捕された仮想通貨の『円天』の広告塔だったうえ、会長が細川のタニマチだったことがわかって、2年連続の落選となりました」(音楽ライター)

 2011年10月に東京都でも暴力団排除条令が施行されると、NHKは暴力団と“黒い交際”疑惑のある芸能人をリストアップし、それらに含まれる歌手はそもそも出場候補にも入らなくなったという。

「それ以降、紅白の出場者の選考には、不倫を含めた異性スキャンダルが影響を及ぼすようになりました」(レコード会社宣伝マン)

 実際、暴排条令が施行された年、歌謡界はアイドルグループ・AKB48に席巻され、『紅白』はジャニーズ同様、AKBグループの独壇場となったが、今度は不倫スキャンダルがクローズアップされるようになる。

「14年の『紅白』には、AKB48の妹分である乃木坂46が初出場との内定情報がスポーツ紙に報じられましたが、結局、落選しました。原因はメンバーのスキャンダルと言われています」(レコード会社宣伝マン)

 同年8月、乃木坂46のメンバーの、妻子ある男性との“路チュー写真“を「週刊文春」がスクープ。その2カ月後には、同じく「文春」に、未成年メンバーの飲酒と熱愛騒動が報じられた。

 「不倫と未成年飲酒では救いようがありません。さらに翌年には、『紅白』の常連だった人気ロックバンドのポルノグラフティが落選しましたが、こちらも、ギタリストの新藤晴一が美女お持ち帰り不倫を報じられたのが原因だと言われています」(前出の音楽ライター)

 新藤といえば、08年にモデル出身の人気女優・長谷川京子と“できちゃった婚”したが、15年、全国ツアー中に札幌での“美女お持ち帰り”現場を写真週刊誌「FRIDAY」に掲載された。

「疑惑発覚後、新藤は長谷川との夫婦関係もおかしくなって、結局、今年10月に離婚しました」(芸能ライター)

 スキャンダルに厳しいNHKだが、例外もあった。

 中高年女性による熱い支持で18年に『紅白』初出場を果たした歌謡グループ・純烈は、翌年1月にメンバーだった友井雄亮が、過去の複数の女性に対する暴力や金銭問題を「文春」に報じられ、その年の『紅白』出場が危ぶまれた。

「友井が謝罪したうえ、すぐに引退したこともあったのですが、純烈のバックに『紅白』に強い影響力を持つ芸能界の“ドン”がついて、連続出演を果たしました。ただ、これはあくまで例外です」(夕刊紙記者)

 他方、NHKが、ある人気グループの『紅白』からの永久追放を決めたという情報が流れている。

 “金爆”こと人気ビジュアル系エアバンド・ゴールデンボンバーだ。

 メンバーの歌広場淳が、2週に渡って「文春」に不倫スキャンダルを報じられたが、同誌によれば、複数の女性に対して、不倫の末に妊娠中絶を強要していたという。

「金爆はヒット曲『女々しくて』で15年まで4年連続『紅白』に出場したものの、その後はご無沙汰で、19年には『もう紅白には出してくれない』という自虐的なアルバムをリリースしました。その翌年にも、鬼龍院翔がTwitterで『紅白』の落選報告するほど、『紅白』に執着していますが、その鬼龍院が電撃婚した9月に二股交際を『文春』に報じられています。その2カ月後に、歌広場の不倫中絶騒動。しかも、複数から告発され、内容もひどい。『紅白』どころか、テレビ界から追放される恐れもありますよ」(芸能ライター)

 すでに今年の『紅白』の出場者は発表済みだが、注目度が上がった紅白出演アーティストらのスキャンダルを狙っているメディアは少なくないという。出場に影響を及ぼずようなスクープが報じられることはあるのかいなか、注目されるところだ。 

最終更新:2021/12/01 14:09
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