『ミラノサンドA』歌うアーティストxiangyuとコーヒーショップの愛の交歓
#音楽 #インタビュー #外食 #ドトール #xiangyu #あの人と外食
ミュージシャンとコーヒーショップの“共鳴”
──今日は、ドトールの広報担当の方にもお越しいただいたので、ぜひお話をお聞きしたいです。xiangyuさんの『ミラノサンドA』に対して、社内ではどのような反響がありましたか?
広報ご担当:xiangyuさんからもお話しいただきましたが、ラジオで流れていたのを数名の社員が聴いたことがきっかけで、社内で「ミラノサンドAの曲がある!」と話題になったんです。歌詞からも、私たちがお客様へ届けたいと願っている「やすらぎ」や「活力」といったものがまさに感じられ、「ぜひ、感謝の気持ちをお伝えしたい!」ということでお声がけさせていただきました。
xiangyu:すごくうれしい……泣いちゃいそう……(涙目)。いやすみません、私、本当にドトールに助けられているんですよ。一人暮らしでずっと家にいると誰にも会わないし、声も出さなくなるじゃないですか。だから第一声が、ドトールで店員さんに発する「ブレンドください」の日があったりするわけです。それだけで「一人じゃない」っていう気持ちになれるし、そういうお店がいろんな街にあるのって、とてもありがたいなって。コロナ禍だからこそ余計にそういう想いが強くなっていたので、ドトールの社員さんからそう言ってもらえて本当にうれしいんです。
──今は特に「一人じゃない」ことを確認したい、という気持ちを抱いている方って、多いんじゃないかと思います。
xiangyu:ですよね。自粛していると社会との関係が断絶しているような感覚があって、「そんなことない」と思いたくてテレビとかつけてみるけど、それだけじゃどうしても拭えない何かが残るんです。だから外に出て、街なかを歩きながら人がちらほらいるのを見て「自分も社会の一部なんだ」って確認する。ドトール店内でコーヒーを飲んでいると、パソコンで仕事のメールを打っていたり、本を読んでいたりと、自分と同じ空間で同じ時間を過ごしている人がいるじゃないですか。そのなかに自分がいる、と感じることが私にとってとても大切なんですよ。
こういうふうに、自粛中は「今日は何もできなかったな」って焦りを抱えている方は少なくないんじゃないかな? って思って。そういう方々に向けて、「そんな日々でも大丈夫だよ」と肯定する曲が作りたくて、この『ミラノサンドA』が生まれたんです。だからこそ、私に「大丈夫だよ」って言ってくれたドトールがこの曲に登場したのだと思います。
──ミュージシャンとコーヒーチェーン、一見まったく違う立場のように思えますけど、根底のところで互いにシンパシーを感じたからこそ、今回のようなコラボレーションが実現したのだなと腑に落ちました。
xiangyu:この曲をきっかけにドトールの社員の方とお会いする機会がありましたが、「チェーン店だけど、金太郎飴を切ったような店舗を作るのではなく、それぞれの街に住む人々のライフスタイルに寄り添う店舗を目指している」という姿勢がすごく伝わってきたんですね。世の中を今よりももっと良くしたい、と思って私はアーティスト活動を続けているので、普段いるフィールドは違えど、根底にある思いは「同じだ!」と勝手に共鳴して(笑)。でも、そういう思いがドトールのお店からなんとなく伝わっていたからこそ、この場所がこれだけ居心地がいいんだなと納得したんですよね。
もちろん、単純にコーヒーやミラノサンドが好きだから通っているという気持ちは変わらずですけど、その裏にある熱い想いを知ってからは、自分のなかの“ドトール愛”がさらに深まったように感じたんです。
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