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『温泉むすめ』女性蔑視で大炎上も…田村淳は「べつにいいと思う」との独自見解

『温泉むすめ』女性蔑視で大炎上も…田村淳は「べつにいいと思う」との独自見解の画像1
田村淳(GettyImagesより)

 26日放送のフジテレビ『バイキングMORE』では観光庁が後援する『温泉むすめ』のキャラクター設定「スカートめくり」「夜這い」などがSNSで炎上していることを特集。ロンドンブーツ1号2号田村淳は「べつにいいと思う」と見解を語った。

『温泉むすめ』は日本全国の温泉地などの魅力を国内外に発信するために作られた「地域活性化プロジェクト」で総勢約120キャラクターが存在。観光庁後援なのだが、そのキャラクターの「スカートめくりをしちゃうイタズラなむすめ」「布団に入ると妄想が爆発して今日こそは『夜這いがあるかも』とドキドキ」「肉感もありセクシー。晩酌に付き合うくらいお酒が好き」という設定が「女性蔑視」とSNSで物議となっている。

『温泉むすめ』側は批判を受け「一部説明不足なところがありましたので加筆・修正しました」と、プロフィールを変更する対応をとっている。

 田村はこの問題に「こういうキャラクターが何かの商品をPRするときに使われて炎上することがよくある」と指摘。

 田村が好きなアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』の主人公が「西浦みかん」をPRした際にポスターに描かれたキャラクターのスカートに股間を強調する不自然なしわが入っていて炎上した件をあげ、「作品見ていない人はやっぱり、ただ単に『スカート短い!そんな女の子がみかんを宣伝するなんておかしい!』ってつぶされちゃうんです。そこに作品見ている人と見てない人の思いの違いがあって」と熱弁。

「『作品を見てください。見てないのにそんなこと言うな』って言っても溝が深まるだけ」とVS構造にするのは無意味なので「今一度それぞれのキャラクターをみんなで深く考えましょうってことに変えてった方がいい」と話し合っていくことが大切だとした。

 しかし、一方で「僕は別に夜這いもスカートめくりも別にいいと思ってます」と今回の件については問題ないと感じているようだった。

 また「肉感」という表現には「グラビアのコメントと何が違うんですかね?『ほとばしる』とかいろいろ書いてあるじゃないですか?水着の女性が出て。そこは表現の自由だと思うんですねよ」と疑問視していた。

 さらに、特技の「スカートめくり」が「人を驚かせること」へ変更されたことが紹介されると「こうなると表現していくときにまろやかなものになっていって、誰にも引っ掛からないようなエンタメが始まるんで」と無難なキャラ設定に不満げな様子で「僕はスカートめくり……。本当にこの子がしてるわけじゃないんで」とぼやいた。

 このあと生配信された同番組のユーチューブライブでは「表現者としてもさみしいし、『楽しいコンテンツない』って言ってるわりには、みんなで同調圧力で追い込んでまったりとした表現方法しかさせない空気感が大きな問題だと思う」と語り、「規制」が増えていく風潮に疑問を呈していた。

 ユーチューブライブでもこの話題を出し「フェミ団体の人と話したい。何がそんなに嫌なんですか? どういう部分が駄目ですか? フェミ団体の人いませんか」と呼び掛けるなど、高い関心をもっているようだか、「西浦みかん」の炎上をスカートが短かったからと認識していたり、グラビアと多くの人に知ってもらうためののPRキャラクターを一緒にしたりと若干のズレがあるようだ。

 しかし、もしも田村淳とフェミニストの議論番組が実現したら、かなりの注目は集まりそうだ。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2021/11/27 21:00
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