元[Alexandros]庄村聡泰、乃木坂46 高山一実が卒業公演で放った最大の「あんたがいうな!」
#高山一実 #ショウムライター
さて、カワイイとかキレイとか御御足麗しゅう(美脚軍団)とかメガネ超似合う(Qさま!!)とか、それがそうである事はさて置きます。重要であるのは、高山一実について筆者が語るべきであるのは、決してそんな所ではない。
皆さんは1人のアイドルに対してその魅力を語るに際して上述した要素、それよりもそんな所よりも”圧倒的”な”いいひと”が先んじた事はあるだろうか?
「聖母」として名を馳せた元メンバー深川麻衣卒業時に「二代目聖母」として推す声が続出したり、グループ内アンケートでの「優しいメンバー」ランキング1位に輝いたり、各所での立ち居振る舞い一挙手一投足から溢れ出る圧倒的絶対的いいひと感。
筆者がそのいいひと感に脳天とハートを撃ち抜かれたのは忘れもしない「真夏の全国ツアー2019 Final」神宮球場での事。モニターに単独で抜かれる回数で言えば決して多くはなかったものの、そのパフォーマンスやMC時にメンバーへ向ける眼差しから真っ先に抱いた印象は”このひと絶対いいひとだ”なのであった。
アイドルに対してこんな感情がカワイイやキレイよりも先んじた事に、そうさせられてしまったアイドルがいた事に、”こんなすげえひとも乃木坂46にはいるんだ、面白いな、もっと色々知りたいな”と心から感嘆したものだ(余談ではあるが[Alexandros]在籍時に見た景色の美しさは殿堂入りなのでここでは除外するとして、この時の景色と人生で初めて目の当たりにしたタージ・マハルが筆者にとっての二大世界一美しい景色である)。
去る11月21日に開催された「真夏の全国ツアー2021 FINAL!」東京ドーム公演にて、高山一実は乃木坂46としての人生と一人のアイドルとしての人生に幕を下ろした。
終盤でのスピーチで彼女はこう述べた。
“みなさんは幸せを作る天才です。天才と過ごせて私は幸せでした。”
これには喰らった。何と言う偉大なパンチラインなのだろう。これは多くの人の心を救うパンチライン、転じて名言であると勝手ながら断定させて頂く。
咄嗟に出て来た言葉なのだろうか、それとも決め込んでいたのだろうか、いずれにせよこの言葉によって世には多くの天才が生まれ、そしてその天才の多くは”いや幸せ作る天才はあなたァァァァァ!!!”と即座にツッコんだ筈だ。
少なくとも筆者は今後何かある度に、主に心が折れそうになった時に、この言葉を反芻するであろう。”大丈夫。だって俺は幸せをつくる天才高山一実から幸せをつくる天才だとお墨付きを頂戴しているのだから。”と。願わくば自分もそんな存在でありたいと、宮沢賢治の言葉を借りれば”サウイフモノニワタシハナリタイ”とすら思う、実に実にポジピースな”あんたが言うな”であった。お見事。否、アメイジング。
ってな訳で高山一実さん、御卒業、本当に本当に、オメイジング。
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