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『超無敵クラス』過酷チャリ通学コーナー、コア層にジワリ反響「エモいとはこういうことか」 

『超無敵クラス』過酷チャリ通学コーナー、コア層にジワリ反響「エモいとはこういうことか」 の画像1
『超無敵クラス』(日本テレビ系)Instagram(@mutekiclass_ntv

 テレビ業界では“若者のテレビ離れ”が叫ばれて久しいが、久々に若者たちのハートを鷲掴みにする良企画が深夜に登場した。今年10月からレギュラー化した、10代の出演者が中心のトークバラエティ『超無敵クラス』(日本テレビ系)の「チャリ通ジャーニー」というコーナーだ。とんでもない長距離を自転車で通学する高校生に密着するものというもの。

「この企画の第1弾は10月に放送され、片道30kmの道のりを自転車で通う宮崎県の男子高校生の通学風景を追いかけました。自転車通学のロケには女子高生の出演者が帯同し、まるで同級生のようにフランクにおしゃべりをしながら、田舎道を自転車で疾走。なぜ、こんな長距離を自転車で通学しているのか、その謎を解き明かしました。23日に放送された第2弾では、往復40kmをママチャリで通う熊本県の男子高校生に密着。同じ学校の彼女の話で胸キュンさせくれたかと思ったら、『母親のためにバス代を節約したい』というチャリ通学の背景も明かされ、スタジオゲストの涙を誘いました」(テレビ情報誌記者)

 一見すると苦行にしか見えない通学を続ける田舎の男子高校生が、都会から訪ねてきた女子高生と触れ合う青春物語を目の当たりにし、ネットには、

「凄く青春で最高でした~」
「ずっときゅんきゅんしながら見てた」
「エモいとはこういうことか~」

といったコメントが殺到。放送時は、毎回のように番組名や出演者の名前がTwitterでトレンド入りしている。

 同番組の司会は指原莉乃とかまいたち。どちらも超売れっ子だけに、次なる展開も予想する声もある。

「『超無敵クラス』は視聴率こそまだまだですが、ここ数年で一気に重要視されるようになったコアターゲット(13~49才)にはガッツリ刺さっています。番組にはすでに売れっ子のギャルモデル・ゆうちゃみ、ジェンダーレスモデルの井手上漠などが出演していて、関係者が次世代の若手スターを探す場にもなっています。

 前番組の『ウチのガヤがすみません』は決して視聴率は悪くありませんでしたが、ゴールデンへの昇格はなく、終了しました。日本テレビは『総合的な判断』と説明していましたが、同局で芸人が多数出るバラエティは『有吉の壁』があるため、内容的にバッティングしたことが原因だと言われています。

 そして、後番組の『超無敵クラス』は当然、ゴールデンを見据えてスタート。その試金石として、大好評だった『チャリ通ジャーニー』はピッタリ。指原は冗談めかして『この企画はすごく大事』と発言しましたが、“お試し”でゴールデン特番をやる際にはキラーコンテンツになりそうです」(バラエティ番組制作関係者)

 家族でテレビを見るシーンはどんどん減っているが、だからこそ安心して家族で見られる番組は貴重。『超無敵クラス』が本当に“超無敵”になるかも?

木村之男(芸能記者、TVウォッチャー)

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

きむら

最終更新:2021/11/25 20:00
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