坂上忍、中国・彭帥選手「こじらせになる可能性も」性的関係強告発を茶化す
#坂上忍
22日放送のフジテレビ『バイキングMORE』では中国女子プロテニスプレイヤーの彭帥選手が消息不明となっている問題について特集。MCの坂上忍が「奥さんが見張りをしてた不倫なの!?」と茶化したり「今いい待遇になっちゃってる可能性もある」と推測したりと、ありえない放送内容だった。
彭帥選手はSNSに張高麗前副首相に性的関係を強要され不倫関係にあったと告発し、その後消息が途絶えていた。
21日に中国側はツイッターに彭帥選手の動画を相次いで公開し無事を強調したが、日にちをことさら強調しているなど不自然さが指摘されている。
番組では告発文の内容に触れたのだが、フジテレビ伊藤利尋アナウンサーは「これもまたちょっとややこしい」とニヤニヤ。坂上も「ここがすごい! これが大元で今回騒ぎになってるってことなんです!」と煽りをいれ、不倫関係が再開した日に張氏の妻が外で見張りをしていて、その後3人で夕食を囲ったと告発文中の不倫の詳細が紹介されると「見張りと言えばアンミカさんですが」と、その内容に掛けてコメントふり。スタジオにはドッと笑いが起きていた。
アンミカはこの問題について「不倫っていう問題はあったかもしれないけど、日本みたいに自分の選択の自由で不倫にいったわけでなく、抗えない環境の中のきっかけからその人の人権の問題が出てきたところなので」と指摘。
しかし坂上は「まあ、ただ彭帥選手の告発文もあるように、自分にも罪はあるし、心の扉を開いてしまって、愛が介在して」とあくまで不倫は両者に罪があるという意見。アンミカが「開いたきっかけは抗えない大きな国のトップの力やん! そこに愛が芽生えるのはひとりの女性であって。(張氏の妻と)一緒に食卓囲んだのは彼女の中になにか踏みにじられたものがあったんだと思う」と告発に至った経緯を憶測し反論。だが坂上は「そういう見方もあるでしょうけど一方で、あの最高幹部と大人の関係になることで彭帥選手も新たなる権力を手にするっていう見方もできるし、いろんな見方ができるから」と彭帥選手を被害者と認めようとはしない。
さらには「ひとつ言えることは、張高麗さんは一応守られている形にはなっているけど今後はわからないですよね。失脚する可能性も充分にあるわけで」と張氏の心配。続けて「彭帥さんじゃなくて一般の女性だったらどうなってたと思いますか? 彭帥さんがSNSで発信したから世界が取り上げたわけで。これが一般の女性だったら、もしかしたらこんな扱い受けてないわけですよ」と仮定して、「そうしたら一概に彭帥さんが『かわいそうかわいそう』っていうか、逆に言ったら今回のことでめっちゃ守られて、今いい待遇になっちゃってる可能性だってあるわけで」と乱暴な結論を導きだしていた。
これに乗っかり野々村真が「かき回すだけかき回していい待遇になるってそれはないんじゃない?」とコメントすると坂上は「結構なこじらせ女みたいになっちゃうことだってありますよ。告発したのは間違いない」とこじらせ女呼ばわり。
「彭帥選手にしたら、もしかしたら告発してこじらせちゃったけど、当局の言うこと聞いてたらものすごいいい待遇になる可能性は無くはないですよ」とやたら『いい待遇』を強調していた。
解説の拓殖大学富坂聰教授の「もともとの告発も何が目的かはっきりしない」という言葉に出演者は「そうそう」とけらけら笑い、「きっかけは不倫だったとしても、外交問題に発展しててそっちで話そうとしてたんだけど『え?奥さんが見張りをしてた不倫なの?!』そこでおかしくなってんだよ」という坂上の言葉にもゲラゲラと大爆笑していた。
この放送にネット上では「バイキング最低過ぎるわ」「切実な人権問題をニヤニヤと」「性的強要受けたって言ってるのになんで笑いながらしゃべってるんだ」「こんなにバカ笑いしながら話すことじゃない」と批判の声が上がっている。
今や国際的に波紋を広げている問題だが、まるで芸能人の不倫を扱うかのような雰囲気にズレを感じる放送だった。
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