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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 『関ジャム』玉置浩二の“別格”エピソード

『関ジャム』玉置浩二は別格。蔦谷好位置が証言する天才エピソードと“ハグトーク”2連発

宮本浩次と玉置浩二、天才たちの“夢超え”エピソード

“ミュージシャンあるある”として蔦谷が挙げたのは、「アーティストがよく見る夢」だった。例えば、蔦谷はライブでミスをする夢をよく見るらしい。サザンオールスターズのライブでキーボードを弾くことになり、原由子が指導してくれたもののまったく弾けないという悪夢を見るそうだ。水野も、ライブでセットリストが知らない曲ばかりという夢を頻繁に見るという。

洒落にならないのは、現実が夢超えしてくるケースだ。蔦谷には、ライブで急に知らない曲を演らされた経験があった。

「アンコールでステージに上がったら、『蔦谷さん、「孤独な旅人」って曲知ってます? 知ってますよね。ワン、ツー、スリー、フォー』って始めたのが、エレカシの宮本(浩次)さんでした。わかんないから、ベースを見ながらルートを1番で覚えて、2番からは『弾けるぞー!』みたいな(笑)」(蔦谷)

 知らない曲を無茶振りしてテンパらせ、夢超えしてくるミヤジ。その場の盛り上がりを見て、思いつきで何でも始めるのがこの人なのだ。これはもう、“エレカシあるある”と言っていい。というか、1番で覚えて見事に対応する蔦谷もすごい。エレカシと蔦谷の強い信頼関係があればこそ、なせる技と言える。

「アーティストがよく見る夢」には、他にこんなものもある。

水野 「夢の中で曲を作っているというのは、いつもです」
川谷 「僕は夢で作って、そのまま(現実で)リリースしたこともあります」

 それどころか、蔦谷は夢の中で玉置浩二から曲を授かった経験があるそうだ。

「夢に玉置さんが出てきたことがあって、『二人のシンフォニー』っていうこの世にない曲を歌ってたんですよ。『俺は(感動で)涙した』っていう話をテレビでしゃべったら、それを玉置さんが見ててくれたみたいで、後にゲストに来てくれたんです。で、『“二人のシンフォニー”演ろうよ』って」(蔦谷)

 蔦谷は起床後、夢で見た「二人のシンフォニー」をちゃんと録音していた。曲をしっかり記録していたのだ。だから、弾くことができた。玉置の前でメロディーを伝えずにコードだけ弾くと、玉置は「わかった!」と即答。その場でセッションがスタートすると、玉置がアドリブで歌った「二人のシンフォニー」は蔦谷が夢で見たものとそっくりであった。いや、夢で見た曲よりも格段にいいメロディーだったそうだ。

 このやり取りは、2013年3月14日の『音楽ヒミツ情報機関 mi6』(スペースシャワーTV)で実際に放送されている。今回の『関ジャム』でも実際に紹介されたが、玉置浩二は別格とはっきりわかる映像であった。即興で演ったはずなのに、曲が完璧に出来上がっていたのだ。玉置といえば、『新堂本兄弟』(フジテレビ系)でKinKi Kidsのために即興で作った楽曲「むくのはね」(アルバム『L album』に収録)も伝説。簡単に夢超えしてくる天才が何人も存在するから、ミュージシャンはしみじみ恐ろしい。

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