織田裕二が残される妻のために勝手に再婚相手探しに暴走!終活を考えるVOD3作品
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織田裕二の暴走はだれにも止められない!
ハリウッドの日本ダメリメイクばかり取り上げてもしょうがないので、最後は邦画の終活モノ『ボクの妻と結婚してください。』(2016)。
織田裕二演じる売れっ子作家はある日、突然余命6カ月の癌と診断される。彼は死ぬまでにやりたいリストを作……ったりせず、たったひとつの希望を叶えようとする。それは一人息子を抱えて取り残される妻のために、再婚相手を見つけてあげること! それどういうこと!?
まあ奥さんがウサギみたいにひとりだと死んでしまうような、か弱い人ならともかく、吉田羊だもんなあ……ほっといてもひとりでなんとかするでしょ!
これ知り合いの女性に感想を聞くと「その後の人生に男が必要だったら勝手に探すし、織田裕二のやってることは余計なお世話」とズバリ言われてました。
しかし医者の「残された時間を家族と過ごしてください」という意見をガン無視して突き進む織田裕二! 結婚相談所に登録しているインテリア会社社長の原田泰造を条件に合う男として見つけてきた織田裕二、強引に吉田羊とのデートをセッティング。もちろん奥さんには一切説明せずに!
この「残された妻のために旦那が再婚相手を勝手に探す」という企画もひょっとしたら誰かが冗談でいった話を、織田裕二だけがマジで入れ込んでやる気になっただけなんじゃないかなあ!? 誰の意見にも左右されない、冗談がまるで通用しなさそうな織田裕二の走り出したら止まらないOVER THE TROUBLE感。
何しろ原田泰造と吉田羊をくっつけようとした理由は2人が仲睦まじくデートをしている様子を夢の中で見たというんだから!
「見ちゃったんだからしょうがない! ボクの妻子とあなたが仲良く笑い合ってる光景を見ちゃったんだからしょうがない!」
と瞬きしない目で力説する織田裕二。本作について「今まで30年近くやってきた役者業の何かがリセットされるような、そんな作品になるんじゃないかと思っています」とコメントしていました。確かに何かがリセットされたとしか思えない。
余命わずかという状況では正常な判断ができなくなってしまうのかも知れませんが、読者のみなさんはそんな時こそ終活をテーマにした映画を見て、冷静さを取り戻してくださいね。
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