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『ねほりんぱほりん』マイ宗教で“神様”名乗る母、子の苦労「親を殺す、殺さないのレベルで悩んで」

「この親がいるせいで私の人生は……」包丁を手に、母の寝室へ

 母の言動は家庭の外でも変わらない。授業参観に来て、他の親に「今のうちに邪気を祓わないと危ないわよ」と言ってしまうそうなのだ。その結果、アヤさんはいじめにあった。運動場をうつぶせで引きずられたり、後ろから蹴飛ばされて地面に顔を打ち鼻血を出したり……。

「『私、なんで母親が理由でいじめられてるんだ!?』みたいな」(アヤさん)

 しかし、その事実を母に訴えても「あなたが引き寄せたのよ!」「あなたのクラスの○○君は憑いちゃってるからねえ」と言われ、除霊されるだけであった。いじめの相談も通じない。すべて、自分以外の責任にされてしまう。もう、毒親と言っていいと思う。

 そんな彼女の救いになったのはネットだった。匿名のチャットで「お母さんが神様で~」と悩みを告白し、同世代から「それはキツいよね~」「鬼束ちひろを聴きなよ」と受け入れてもらえたのだ。かけがえのない、アヤさんの逃げ場だった……が、夜な夜なネットに向き合う娘に気付いた母は、ペンチでネット回線を物理的に切断した。この出来事で親子関係はより悪化。憎悪を抱えたアヤさんは、包丁を手に両親の眠る寝室へ向かったことさえあった。

「親を殺す、殺さないのレベルで悩んで。『この親がいるせいで私の人生はメチャクチャになるんじゃないか』と思って」(アヤさん)

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