Snow Manラウール、SixTONESジェシーはどっちが求められている? 背景にあるテレビ業界の“悪習”
#ジャニーズ #ラウール #ジェシー
2020年、ジャニーズ事務所で史上初となる同時デビューを果たしたSnow ManとSixTONES。両グループのメンバーをテレビや雑誌で見かける機会も多くなっている。双方のファン同士は仲が悪いという話もあるが、メンバー間の関係はどうなっているのか?
「デビュー後も比べられることの多いSnow ManとSixTONESですが、メンバー同士はさほどライバル関係という感じはありません。両グループとも、後輩のKing & Princeにデビューを越されたという屈辱を味わっていますし、苦労してデビューしたので、“戦友”のような感覚なのか基本的にどのメンバーも仲は良いです。ファン同士の仲はよろしくないようで、自分が担当している方のグループを応援するあまり、SNSなどで喧嘩することもあるみたいですが……」(民放関係者)
ジャニーズ事務所は目下、King & Princeを熱心に各媒体へ売り込んでいるが、副社長の滝沢秀明としてはSnow Manのブレイクを最優先に考えているという。
「滝沢さんはSnow Manのデビューに深く関与しています。ジャニー喜多川さんから『YOUたちこのままじゃ売れないよ』と言われ、デビューは難しいとされていたSnow Manを叱咤激励し、自分の舞台『滝沢演舞城』に出演させるなどして修行を積ませてきました。そこからデビューまでこぎつけたわけで、滝沢さんはいわばSnow Manの生みの親。その中でもラウールさんは滝沢さんのお気に入りで、昨年には滝沢さんの“ゴリ押し”でクリスチャン・ディオールの商品広告に起用されるなど、かなり熱心な売り込みをしていますよ」(民放関係者)
しかし、滝沢の思惑とは裏腹に、ラウールよりも売れてしまったメンバーがいるという。
「テレビ局はコア視聴率の獲得のために、若い女性に人気が高いSnow ManとSixTONESを積極的に起用したいという考えがあります。ただ、グループ全員を呼べるのは歌番組以外になかなかないので、バラエティなどでは人気メンバーを厳選してブッキングしている状況ですね。現在の人気はSixTONESのジェシーで、特にバラエティではトーク力が高いので重宝されています。一方のSnow Manは、TBSで冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』を担当していますが、視聴率も微妙ですし、いまいちパッとしない。テレビ関係者の間では、Snow ManよりSixTONESの方が使いやすいと評価は高いんです」(民放関係者)
滝沢としてはラウールを売り出したいが、テレビ各局から来る話はジェシーへの出演依頼ばかり。さらに、この2人の経歴がさらに事態をややこしくしているという。
「Snow Manのラウールさんも人気のメンバーですし、ポテンシャルは高いので、使いたい局はあるでしょう。なのになかなか声がからないのは、テレビ業界にある“悪習”が影響しているのでは。ジェシーさんはアメリカ、ラウールさんはベネズエラにルーツを持つミックス(ハーフ)ですが、テレビ業界には『ミックス枠』というものがあるんです。明文化されたルールというわけではないですが、キャラの被りを避けるため、同じ番組にブッキングするミックスのタレントはなるべく1人に収めるというもの。人を属性で判断するわけですから差別的と批判されて当然ですが、業界にはいまだにこういう慣習が残っているのも事実です。ラウールさんは他のタレントと比べるとトークがイマイチなので、他のキャラが強いミックス枠タレントが出演すると、ブッキングされなくなってしまうのでしょう。ジェシーさんはバラエティ番組にいち早く順応して人気が出ましたから、現状ではラウールさんが不利な状況で、このままSnow ManとSixTONESの明暗を分けてしまうことも考えられます」(民放関係者)
もっとも、ジェシーのテレビ人気が高いのならば、ラウールは別の売り方に切り替えればよさそうなものだが、そうはうまくいかないんだとか。
「ジャニーズ事務所は、テレビの露出を増やして人気を出すという、これまでの古いタイプの売り出し方から抜け出せないんです。ラウールさんも雑誌の表紙に積極的に起用してもらうなどしていますが、最近は出すぎて需要と供給が合わない状態になっています。結局、テレビ番組で使ってもらうしか、タレントの人気を上げるのは難しいというのがジャニーズ事務所の結論になっているようです」(民放関係者)
これからもっと人気を拡大していくであろうラウールとジェシー、Snow ManとSixTONESだが、滝沢副社長の心境やいかに。
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