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吉高由里子『最愛』TBSドラマ配信視聴数歴代1位に!先読めぬ展開に考察合戦加熱

吉高由里子『最愛』TBSドラマ配信視聴数歴代1位に!先読めぬ展開に考察合戦加熱の画像1
吉高由里子(GettyImagesより)

 11月12日に、TBS金曜ドラマ『最愛』の第5話が放送された。9年ぶりに再会した姉弟は、互いに殺人事件に関与しているとマークされながらも、2人の時間を過ごすために目を盗んで故郷へ向かった。

 当時、意図せず殺人事件を起きこしてしまった幼子だった弟・優(高橋文哉)の今の幸せを願い逃亡を促す姉・梨央(吉高由里子)だったが「もう逃げない」と弟は自首する覚悟を決めていた。

 事件の担当刑事であり梨央の初恋の相手でもある大輝(松下洸平)に追われていることを気が付かないまま、変わらない柔らかな空気のなか、2人は15年前の殺人事件後に突如病死した父(光石研)の遺留品を見返している。

 そしてパソコンに残っていたのは、父が殺人と死体遺棄は全て自分が1人で行ったという証言動画だった。

 ずっと蓋をしていたさまざまな想いが高ぶっていくなか、大輝がその現場に足を踏み入れ、それは、ただ平凡に暮らしていた家族が各々をかばい、各々が痛みを隠しながらも必死に人生の選択をし、苦しみを共有することもできずにいた長い期間の一区切りが付こうとしていたのだが……。

「腑に落ちないんですよ。伏線が沢山散りばめられていて、まだ5話目で中盤なはずなのに、今後の展開が全く読めないんです。どんどん明らかになっていくと思えば、それが謎を深めます。ハッピーエンドであってほしいけど、誰も救われない最悪の結果になりかねない可能性もまだ残っていて、悶々としている人も多いはずです(笑)。TBSの調べによると10月15日に放送された第1話のTVer、TBS FREE、GYAO!の無料見逃し配信再生回数の合計が、TBSドラマの初回放送における再生回数で歴代1位を獲得しています。きっと小さなヒントを探して何度も見ている人が沢山いるんだと思いますよ」(ドラマウォッチャー)

 第4話の世帯平均視聴率は8.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、初回からやや下降傾向ではあるが、視聴者満足度はかなり高いともっぱら。

 ネット上では役名の成り立ちを深読みしてみたり、ドラマのポスターから勝手に手がかりを探ってみたり、特にツイッター上では #最愛考察 というハッシュタグで、各々の推測合戦が日夜繰り広げられる。

「2つめの殺人事件の現場である池と弟が危害を加え被害者を落とした池の場所がなんさ違う気がする」「大輝はお父さんと一緒に証拠隠滅していて、梨央たちがヤバくなった時のために刑事になったとか?」「加瀬が絶対に怪しい」「あの人影は……」

など、セリフや描写、また表情などから何通りもの物語が披露されている状態。

「サスペンス・ラブという伏線が複雑ゆえに、毎度過去からのあらすじを埋め込むのが難しい。このドラマは通しで見ることに面白味がある流れのあるストーリーなので、内容が良くても途中から視聴に参戦する人が話を掴めきれないのが惜しい点で、初回の視聴率から飛躍できなのでしょう。TBSもそれを見込んでか、各回のドラマの内容を毎回ポップに振り返り、見どころを紹介する短編動画を配信サイトに付属させていますが、どこまで効果が期待できるかは未知ですね」(既出・ウォッチャー)

『最愛』の放送開始前から制作スタッフ陣が同じだと話題だった2014年に放送されたTBSドラマ『Nのために』も当時、視聴率が伸び悩んでいたが、いまだに根強い人気を誇っている。

 考察にそぐうような展開が待っているのか、はたまた誰も考えつかないような結末を迎えるのか、佳境に向けてさらに盛り上がりを見せそうだ。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2021/11/15 20:00
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