高市早苗「天皇陛下の政治利用とウルトラタカ派」が総理? 当然、岸田文雄総理を応援したくなる
#週刊誌スクープ大賞
なぜ朝日新聞記者は自ら命を絶ったのか
今週の第1位は、文春の朝日新聞記者自殺の記事に捧げる。
10月6日の早朝、大阪市内のマンションから男性が飛び降りた。
33歳の若さで自らの命を絶ったのは、朝日新聞大阪本社経済部の竹岡正貴記者(仮名)。入社11年目だった。
その頃、配られた朝日新聞には竹岡記者の「パナ新体制始動 専門性磨く」という彼が書いた最後の記事が掲載されていた。
その2日前、竹岡は意味深長な書き込みをツイッターにしていたという。
「重要な事実を探るために、権力者に近づくことはありますし必要です。ですが、なぜその記事を載せるのか、読者に堂々と説明できる論理が何より大事だと思う」
その10分後には、さらに、
「紙面に意図的にのせて、権力者のご機嫌を取ってもたらされる情報って、本当に読者が求めているものなのかな。
トモダチだから書くってなったら、政権を『オトモダチ人事だ』って批判できなくなるのでは」
さらに、
「言うこと聞かない不良社員かもしれないけど、読者を一番に考えていると感じさせてくれたら、結構無理して働いてきたし指示にも従います。せめてうまく説得して、だましてほしいです」
たしかに意味深だ。
「竹岡記者が亡くなった当日の夜8時半から、朝日新聞では、東京、大阪など全国の経済部員約70名がオンラインで参加する臨時部会が開かれた。部員には約1時間前に突然開催が伝えられ、東京経済部長を務める伊藤裕香子氏が中心になって説明がなされた。
『その日の朝に竹岡記者が亡くなったことが伝えられました。ただ、死因などについてはまったく伝えられなかった』(出席者)
その場で伊藤部長はこう発言したという。
『故人のプライバシーに配慮し、説明は控えます』
『この件は口外しないようにして下さい』
参加した部員は困惑の色を隠せなかった。さらに、
『部長が「悩みがあったら相談してください」と言ったので、メンタルだったのかな? と思いましたね。不可解な説明ぶりに皆驚き、誰も質問することすらできませんでした』(前出・出席者)
直後、大阪経済部では異常事態を加速させる動きが起きた。
『竹岡記者の上司に当たる大阪経済部長の渡辺知二氏が出社しなくなったのです。そこで、東京と大阪の経済部長を歴任した東京本社のゼネラルマネージャーが急遽職務を代行することになり、大阪に来た。その後、11月1日付けで渡辺氏が、突如、論説委員になる異例の人事異動が行われた』(朝日関係者)」(文春オンライン11/02より)
渡辺部長と竹岡記者との折り合いは決してよくなかったそうだ。
渡辺は記者というよりビジネス部門の人間で、部長になってからも営業フロアと密にやり取りをしていたという。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事