囲碁将棋、マヂラブも心酔する芸人が体現する「ポストM-1時代」のブレイクとは
#囲碁将棋
囲碁将棋はなぜ、後輩から慕われ上げられるのか?
ーー(笑)。先ほど「おしゃれでありたい」というお話がありましたが、囲碁将棋さんってめちゃめちゃ今っぽいなと思っていて。先輩に引っ張ってもらってトーク番組に出るというよりは、後輩に慕われ上げられている感じというか。
文田:上の人があまりいなくなっちゃったっていうのもありますね。僕らもPOISON GIRL BANDさんとかが活動している時は「ポイズンさん面白い!」っていうのはずっといってましたし。そこが僕らになっちゃったのかな……っていうのは思いますね。
ーーお二人はパワハラとかなさそう。
文田:そうっすね。ハラスメントは気を付けてます。パワハラはもちろんそうだけど、女性に髪切った?とかもね。
根建:あ、それ言えない。
文田:厳しいですよね、何が炎上するかわからないから
ーー結構考えてらっしゃるんですか? そういうのは気を付けよう、みたいな。
文田:「そういう自分でいるのがダサいな」っていう感覚ですね。それは「セクハラで訴えられたら嫌だな」とかじゃなくて、「こういうのをセクハラになっちゃうのもわかってないの?」という自分がかっこ悪いから気を付けているだけで。人のためにというわけではないですね。それこそ張本(勲)さんとかを見ても「おじいちゃんだからな」とかは思うけど、決してかっこいいものではないじゃないですか。
ーー確かに。
文田:その感覚があるんだったら自分も気を付けたいし、ああなりたくないなって思います。
ーー芸人さんの世界は先輩後輩の関係性がすごい厳しいイメージがありますし、それこそセクハラ的なものもネタの一つと捉える方もいらっしゃると思いますが。
文田:そうですね、そういうダサいことはしたくないですね。
根建:老害になりたくはないですよね。この前ルミネで後輩とひと勝負する、っていうライブがあったんですけど、そうやって後輩とちゃんと戦っていける感じがいいなって。
ーー偉そうにしない、同じ土俵に立つ、ということですか?
根建:そうですね。その日のライブも後輩呼び出して「お前ら全員ぶっ倒すからな」なんて言って。オープニングでも「俺らが負けるわけねえだろ、絶対一位だよ」って、でもエンディングで本当に一位取っちゃったからすげえ変な感じになっちゃった(笑)。だってそれで5位とかの方が面白いじゃないですか。それもパワハラっちゃパワハラかもしれないです。
ーー以前日刊サイゾーでも取材させてもらったラジオ『情熱スリーポイント』、お二人の掛け合いが完全に漫才になっていて本当にすごいなと思うんですけど、ネタ合わせしてるわけではないんですよね。
文田:特にはしないですね。本当は編集して流した方が良いのかもしれないですけど。50~60分録って30分番組にしてくれていいよ、っていう感じで最初やってたんですが、今ほぼそのまま流されていますね(笑)。
ーー息があってるし何より楽しそうだし。先ほど撮影の時も、二人で楽しそうにお話されていて。コンビで珍しいなぁと思いながら見てました。
文田:ちょうど根建が昨日『水曜日のダウンタウン』に出て、ちょっとだけ炎上してたのが面白くて。
根建:視聴者に「生意気だ」っていわれたんで、文田に慰めてもらいました(笑)。
文田:だって40超えたおじさん同士が一歳年上か年下で「タメ口なのどうなの?」とかないじゃないですか。ツイッターのリプに「あれよくないと思います」みたいなコメントが直接寄せられてきてたのが面白かったです(笑)。
根建:慰めてもらいました。しょうがねえよなって。
ーー今何でも炎上しますね……。
文田:これで炎上するんだって。直接批判くるんだって思いましたね~。
ーー売れるとそういうのはたくさん来てしまうものなのでしょうか。
根建:それはそうですよね。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事