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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 『チコちゃん』マヨネーズは目玉焼きにも餃子にも合わない?

『チコちゃんに叱られる!』科学的な調査でマヨネーズの評価が散々! 目玉焼きにも餃子にも合わない?

筋肉痛が時間差でくる理由は「年齢」ではない

 2問目の回答者を決めるべく、チコちゃんが「この中で1番、運動が得意でステキな大人ってだーれ?」と問いかけると、なぜか回答者になったのはYOUだった。彼女のイメージは運動と程遠い気がするし、明石家さんまとのテニス中にくるぶしを粉砕骨折した逸話が有名なのに……。そんなYOUに投げかけられたのは、「なんで筋肉痛は次の日になるの?」という疑問であった。

チコちゃん 「筋肉痛になったことある?」
YOU    「今日、まさに筋肉痛ですね。昨日、ジム行きました」

 筆者は筋肉痛が2日後に来て、その後1週間くらい引きずるのがデフォルトである。なのに、YOUの筋肉痛は翌日くるのか……。

 兎にも角にも、チコちゃんが発表した正解は「1日かけて移動した物質が痛みを感じさせるから」であった。実は、筋肉痛のメカニズムはまだ十分に解明されていない。運動で傷ついた筋肉を治しているときに起こる痛みが筋肉痛、という説が今のところ有力だ。

 筋肉痛は慣れない運動をしたり、普段使わない筋肉を使ったときに起こりやすい。腕の筋肉は細長い繊維がたくさん集まってできており、運動で腕を動かして筋肉に負荷をかけるとその繊維に傷がつく。この傷ついた繊維を治すために毛細血管などから白血球やタンパク質が集まって炎症が起こり、この炎症反応が筋肉痛の原因の1つと考えられているのだ。

 しかし、筋肉の繊維の中には痛みを感じる神経がない。だから、この時点で人は筋肉痛を感じない。では、なぜ時間が経ってから痛みを感じるのか? 人間の体には刺激物質を筋肉の外側に運び出す働きがあり、そこでようやく体が痛みを認識するのだ。刺激物質は筋肉の中を漂い、1~2日かけて筋肉を覆う筋膜へ運ばれる。ここに痛みを感じるセンサーがあり、そこに刺激物質が到達すると人は痛みを感じる。これが、遅れてくる筋肉痛の正体だ。つまり運動によって筋肉は傷つき、それで生まれた刺激物質が痛みを感じる場所に来るまで時間がかかるので、筋肉痛も遅れてやってくるわけだ。

 では、年齢を重ねるほど筋肉痛が遅れてやってくる理由は? 実は、はっきりした証拠はない。年齢ではなく、普段どのくらい運動しているかが影響するという説が濃厚だ。確かに、年を取ると運動量は減りがちになる。自己を振り返れば腑に落ちる答えだ。

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