田端駅、山手線で家賃が一番安い!? 文豪に愛された時代の面影残る穴場の街の価値
#不動産投資 #東京これから買える街 #田端
北区に位置する「田端」は、メジャー感に欠ける街ではありますが、新海誠監督の映画『天気の子』(2019)の舞台として話題になったことを覚えている方もいるのではないかと思います。
そして、なんと、あるランキングで1位を獲得しているのです。それは、リクルート住まいカンパニーが調査した「山手線29駅の家賃相場が安い駅ランキング」です。山手線内で最も家賃相場が安い駅であり、ワンルーム・1K・1DKの単身者向けのマンションの家賃相場は2020年で8.3万円でした。
さらに、毎年話題になっている、SUUMO「穴場だと思う街ランキング2021関東版」で、「田端」が7位に。また、住みたい沿線ランキングで、田端駅のあるJR山手線が4年連続1位となりました。
14年3月に、地域密着系都市型エンターテインメント番組『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)では「田端」が特集されました。同番組内では、古き良き昭和の面影を残す商店街があり、多くの文士・芸術家に愛され、数々の名作が生まれた街として芥川龍之介の住居跡や正岡子規の墓が紹介されました。
そんな田端駅は崖の中腹という立地から駅前にスペースがなかったため、大規模な再開発がなされず、実際に行ってみると駅前はひっそりとしています。ただ、駅から離れた場所には昔ながらの商店街が残り、閑静な住宅地が形成されているような環境です。
その他田端駅は鉄道ファンの「聖地」として有名です。というのも、田端駅界隈には、JR東日本の田端運転所といった鉄道関連施設が点在し、北口の駅前広場からつづく歩道には新幹線の“鼻”をカットした部品や車輪なども展示されています。
※田端運転所
正直、「田端駅」周辺は山手線とは思えないくらい何もない駅ではありますが、どこに行くにも便利な人気の山手線沿線であり、下町情緒が残っており、住みやすい街です。この記事では、この街の魅力を不動産購入の大事な検討要素となる「利便性」、「将来性」、「街の特徴」の観点から掘り下げていこうと思います。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事