『半沢直樹』続編制作は事実上確定か? TBSで絶対的権限を持つ福澤克雄氏が前向き発言
#ドラマ #TBS #半沢直樹
10月27日、都内で『東京ドラマアウォード2021』授賞式が開催され、連続ドラマ部門の優秀賞に選ばれた『半沢直樹』(TBS系)で演出を担当した福澤克雄氏が出席した。
グランプリこそ『俺の家の話』(TBS系)に奪われたものの、全話で平均世帯視聴率20%超えを達成するなど、絶対的な人気を誇る『半沢直樹』の第2シリーズ。授賞式で福澤氏は続編について、「できれば半沢直樹が頭取になるくらいまでやってみたい。続けられるなら続けていきたい」とコメントした。
現状ではまだ続編に関する具体的な話はないようだが、今回の福澤氏のコメントにより、続編制作は「事実上確定した」と見られている。あるテレビ局関係者は話す。
「福澤さんは、安住紳一郎アナと並んで、TBSの中では“超”がつくほどの特別扱いです。福澤さんがやりたいと言った企画は絶対に通るし、福澤さんがやらないと言ったらやらない。今回の授賞式での発言は多少のリップサービスもあるでしょうが、ここで“やりたい”と宣言した以上、これはもう続編制作は確定ではないでしょうか。仮に主演の堺雅人が難色を示したとしても、TBSはあらゆる手段を駆使して口説き落とすでしょう。それくらい、福澤さんはTBS内で絶対的な存在ですから」
実際に、福澤氏は『半沢直樹』の第1シリーズ制作前、原作者である池井戸潤氏に会い、半沢が頭取になるまでの原作を全部くださいと頼み込んだという。
「池井戸さんの著作を全部持参して、まだ小説として書かれていない物語もドラマ化したいという意欲を池井戸さんにアピールしたそうです。池井戸さんも、その姿を見てすべてを任せる気になったようです」(同)
池井戸氏の作品は幾度となく映像化されているが、池井戸氏本人が事細かに指示を出すこともあると言われている。
「出来上がった脚本は早い段階で池井戸さん自身がチェックし、気に入らない部分があれば、しっかり直させるのだとか。なので、業界内ではかなり“面倒くさい人”というイメージになっていると言われています。実際に、池井戸さんの対応が大変だということで、企画を下げてしまったケースもあるようです。
でも、福澤さんは完全に池井戸さんに信頼されていて、池井戸さんも福澤作品については、細かくチェックしないそうですね。福澤さんと池井戸さんの信頼関係ができあがっているのでしょう。だからこそ、TBSとしても、ドル箱作家である池井戸さんとそれだけの関係を作ることができた福澤さんを特別扱いしているということですね」(同)
今後、『半沢直樹』は第3シリーズにとどまらず、第4、第5とまさに半沢が銀行のトップに上り詰めるまで制作されることとなりそう。福澤氏のTBSにおける超特別扱いもまた、半永久的に継続しそうだ。
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