トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 岸田文雄総理”気弱な宰相”と息巻く高市早苗

岸田文雄総理”気弱な宰相”と「次は私」と息巻く高市早苗で自民党が変わる?

「リベンジ消費」で日本経済はV字回復、は絵に描いた餅か?

 さて、由緒正しい貧乏人である私は、ポストのこういう記事を見ると腹立たしくてならない。

 なぜなら、コロナがどうなるかもわからないのに、来年の4月4日には、景気が完全復活するというのだから。

 日本経済はV字回復するという。その理由は「リベンジ消費」にあるそうだ。

 経済評論家の鈴木貴博は、日本にはコロナ禍で外食や旅行ができずに、“強制貯蓄”されたおカネが約20兆円もあり、それが自粛解除されたため、惜しみなく消費に回されるからだというのである。

 日本の会計金融資産は今年6月末で過去最高の1992兆円に達し、そのうち現預金は前年比4%増、株や投資信託は30%近く増えているそうだ。

 日本の株式市場には、コロナ後の景気回復が一番遅れたから、これから明るくなると見越して、外国人投資家がどっと流れ込み、日経平均が来年4万円、その先は10万円も見込めるというのである。

 どうしてこんなバカなことをいえるのか、私にはさっぱりわからない。

 コロナ禍で外出はままならなかったが、飯は食わないわけにはいかない。出前も何度も取った。

 家にいても、洗濯機は壊れるし、掃除機も壊れた。使わないのは電車賃ぐらいだが、バスや都営の地下鉄はシルバーパスを使えば無料である。

 今のわが家の家計は火の車である。銀行預金残高は限りなくゼロに近い。

 リベンジしたくても、するカネがないのだ。

 こんな時も、離婚に何兆円も払うやつがいて、宇宙旅行に出かけるのもいる。

 私には、災害は金持ちと貧乏人との格差を広げはしても、縮めはしないと思う。

 炊き出しに行列ができ、賞味期限切れ直前の弁当を配ると人だかりができる。

 私は、週刊誌はそういう貧しい者たちに寄り添う媒体だと思っている。

 景気回復すればいい。海外旅行でも月にでも行けばいい。NHKの「街歩き」で旅行気分を味わうしかない者には、旅行よりも今日の飯である。

 コロナ後のバブルで儲けたいヤツがいるのだろうが、コロナが再び流行すれば、そんなもの吹っ飛んでしまう。

 岸田総理よ、早く10万円でも20万円でも配ってくれ。そのカネが入ったら、うな重の松というのを食べてみたいから。

 この頃アントニオ猪木(78)の噂を聞かないと思っていたら、100万人に1人しかかからない「心アミロイドーシス」を患い、入退院を繰り返しているという。

 現在は自宅で療養を続けているが、車いすから立ち上がるのも難しい状態だそうだ。

 だが、そんな猪木を追い詰める問題があるという。18年前に新日本プロレスの株を買い戻すために知人から借りた2000万円を返せと訴えられ、遅延損害金を含めて約3500万円を支払わなければならないのだそうだ。

 高額な治療費がかさみ、とても支払える状態ではない。すると向こう側は、猪木のマネジメント会社の株式を差し押さえてしまったというのだ。ここは、有名な猪木の「燃える闘魂」や「1・2・3ダァーッ」という商標権を持っている。

 この商標権は3億円もの価値があるといわれるそうだ。猪木側は「超過差押」を主張したが、8月に差押えが決定してしまった。だが、この人間、自社の機械の広告塔に猪木になってもらって成長した、猪木に恩義があるそうで、どうやら間に誰か立ったのだろう、話し合いを始めているそうだ。

 それにしても、あの「ダァーッ」が聞けないのかと思うと寂しい。

123456789
ページ上部へ戻る

配給映画