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生田絵梨花、白石麻衣…元乃木坂46女優の今後を占う

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生田絵梨花(乃木坂46公式サイトより)

 ついに、と言うべきか。乃木坂46の生田絵梨花が、年内いっぱいでグループから卒業する。 生田は「みなさんへ」と題したブログで卒業を報告。その中で「考えて、思い直して、考えて… の繰り返し じっくり時間をかけて ようやく 旅立つぞ!と覚悟を決めることができました」と、卒業に当たって葛藤があったことを明かした。  

「生田としてはもっと早期に卒業したかったでしょうが、運営にずっと引き留められてきた、というのが実際のところではないでしょうか。というのも、ここ数年の彼女は舞台や外仕事などで、満足に乃木坂の活動に参加できていませんでしたからね。近年の乃木坂は世代交代の必要性もあって、1期生メンバーの卒業が相次いでいますが、卒業予備軍としていつも真っ先に名前が挙がっていたのが生田でした」(芸能ライター)

 1期生の生田は、グループきっての才女として知られる。歌唱力に優れ、ミュージカル女優としても活躍。17年に第8回岩谷時子賞奨励賞、19年に菊田一夫演劇賞、今年3月にはWOWOW presents「勝手に演劇大賞2020」女優賞を受賞しており、演劇界における一定の評価を得てきた。ピアノの腕前もプロ級だ。さらにユニークな言動でバラエティーセンスにも長けており、ひとたびテレビ番組に出演すれば確実に笑いを取る。

「もちろん乃木坂メンバーであるから、ビジュアルは折り紙つき。センター経験もあり、デビュー以来シングル曲で常に選抜されてきた人気メンバーです。そんな人気と実力を兼ね備えた生田だけに、運営が手放したがらなかったのは当然でしょう。グループアイドルは卒業するとパワーダウンするものですが、こと生田に関しては卒業を機にさらなる飛躍が期待できそう。逆に、これ以上グループに居続けたら、ミュージカル女優としての旬を逃し、成長機会を奪われるところでした。生田としても、昨年卒業した白石麻衣の二の舞は避けたかったでしょうからね」(同)

 白石といえば、そのルックスと気取らない人柄でグループの存在を非アイドルオタクや女性にまで知らしめ、乃木坂をNO.1アイドルグループに押し上げたグループ最大の功労者。卒業後は今年7~9月に女優としてドラマ『漂着者』(テレビ朝日系)に出演したが、「週刊文春」(文藝春秋)で「ルックスと存在感に演技が追いついていない」と評されたこともあった。卒業後初のドラマで、今後女優としてやっていけるかの試金石になるだけに、少し不安な船出ではあるのだが……。

「昨年までアイドルで演技経験はなきに等しいわけですから、白石を責めるのは酷というものです。今は与えられた役柄をこなすだけで精一杯でしょう。乃木坂時代にも多少の演技経験はありますし、彼女は真面目ですから、これから経験を積めばそれなりに演技力も身に付くと思います。まあ、白石は現在29歳で芸歴は10年に及ぶわけですから、遅きに失した感は否めないですが」(同)

 ミュージカルという舞台を主戦場とする生田には、そのことが痛いほどわかっていたのではないか。いずれにしても、白石と生田にはドラマ、映画とミュージカルでそれぞれ棲み分けをしつつ、芸能界で共に活躍していってほしいものだ。

 

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2021/12/21 01:52
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