一平ちゃん、赤いきつね、俺の塩! 大定番シリーズから次々に登場した「たらこ・明太子」味のカップ麺3選
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うどんなのに完全洋風味! 東洋水産「まろやか明太クリーム味うどん」
続いては、東洋水産の「まろやか明太クリーム味うどん」220円(税別)。形こそ違えど、色合いはまるで「いちごミルク」を思わせる、「赤いきつねと緑のたぬき」シリーズのタテ型カップ商品です。
「赤いきつねと緑のたぬき」といえば、日清食品の「どん兵衛」と並ぶ和風カップ麺の定番シリーズですが、「どん兵衛」が洋風を取り入れた創作的な商品を出す一方、「赤いきつねと緑のたぬき」は良い意味で保守的で、和風味の商品を出し続けるイメージがあります。ですが、今回の「明太クリーム味」は明らかに洋風。このシリーズが洋風味を出すのは初めてではないでしょうか。
濃厚なクリームをベースに、明太子の風味を効かせた「明太クリーム」のスープ。パッケージは「いちごミルクカラー」でしたが、実際のスープはオレンジで、どちらかというと「フルーツ牛乳」の色ですね。明太子なので、たらこに唐辛子が加わるとこの色になるのかもしれません。
甘みが強くクリーミー、まるでポタージュのようなスープで、ほんのりバターも香っています。和風だしは入っておらず完全な洋風味で、いつもの「赤いきつねうどん」よりひとまわり太いうどん麺も、この洋風スープと合わせるとまるで太めのパスタのように見えてしまいました。玉ねぎやパセリの風味も感じられ、洋風感をさらに高めています。
そして肝心の明太子ですが、クリームの強いスープの中でも風味と辛味が程良く感じられました。ピリ辛味がアクセントになり、相乗効果によってクリームの甘みがさらに活きています。和風カップ麺シリーズでまさかここまで思い切った洋風スープを作ってくるとは思いませんでした。
具として入っているのは皮付きのポテトとねぎ。皮付きポテトを入れることで、具までしっかり洋風に。ポテト明太とじゃがバターが鉄板の組み合わせなので、当然今回のスープともマッチしていました。
ねぎが入っているのが、うどん麺を除くと唯一の和風要素でしょうか。これまで頑なに和風カップ麺を作り続けてきた職人気質の開発者さんが、和風の最後の砦としてこのねぎだけは譲れなかったのかもしれませんね。
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