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乃木坂46を卒業の生田絵梨花、10年間の軌跡が導き出した新しいアイドルの形

乃木坂46を卒業の生田絵梨花、10年間の軌跡が導き出した新しいアイドルの形の画像1
乃木坂46公式サイトより

 乃木坂46の生田絵梨花がグループからの卒業を発表した。2021年12月末をもっておよそ10年間在籍した乃木坂46を卒業することになるが、SNSなどではファンの間でそこまでの驚きはなかったようだ。

「乃木坂46としての仕事よりも、舞台女優としての活躍のほうが多かったので卒業は既定路線でした。逆に言えば、よくここまで乃木坂46に残ってくれたというのがファンの心情だと思います。また、運営にも愛されていた生田さんは、11月に行われる東京ドーム公演やベスト盤の発売などで、卒業に向けたイベントも取り入れてもらえる予定だとか。また、今年いっぱいの活動ということもあり『NHK紅白歌合戦』で有終の美を飾る事も想定されているようで、生田さんのためのスペシャルステージも用意されるようです。ファンの間では、2014年に生田さんが初センターを務めたものの紅白出場を逃してしまった10thシングル『何度目の青空か?』が披露されるのではないかと話題になっています」(民放関係者)

 ファンにもスタッフにも愛された生田は、アイドルとしてユニークな道を歩み続けてきた。

「乃木坂46の人気が急上昇していた2014年に、大学進学の準備期間として芸能活動を一時休業しています。もともとミュージカルスターに憧れていた生田さんは、このままフェードアウトしてアイドルを辞めるのではないかとファンの間で噂されていました。しかし、『何空』で初センターとして復活することが突然アナウンスされたんです。その後、明治神宮野球場で開催された『真夏の全国ツアー2014』という、乃木坂46にとってターニングポイントとなった重要なコンサートでサプライズで登場して復活を果たしたしました。突然、ヘリコプターに乗って登場した生田さんの神々しい姿は、乃木坂46ファンの間で伝説になっています」(スポーツ紙編集)

 その後は、乃木坂46メンバーとしての活動と共にソロ活動も活発化していく。

「清楚な雰囲気なのにセクシーさも持ち合わせたスタイルの良さが大人気となり、2冊目のソロ写真集『インターミッション』(講談社)は初版が20万部に迫る勢いとなりました。また、自身が最もやりたかったミュージカルの仕事が多く舞い込むようになり、『ロミオ&ジュリエット』や『レ・ミゼラブル』など代表的な作品にも出演するように。始めは乃木坂メンバーというレッテルもあり、ミュージカルファンからは厳しい声も飛んでいました。しかし、ひたむきな努力で歌唱力と演技力を上げて結果を出したことで、いまでは生田さんの舞台だから見に行くというミュージカルファンも増えているようです。また、乃木坂46ファンがミュージカルを見に行くようになり、ファンの拡大の貢献者として関係者からの信頼も厚いですね」(民放関係者)

 もはや、アイドルとしての枠を超えた活動をしていた生田絵梨花。実は、乃木坂46の卒業メンバーとしては西野七瀬、白石麻衣を越えて一番の出世頭になるかも知れないと言われている。

「ドラマや映画などにあまり出演せず、舞台の仕事を優先してきていたことが卒業後は生かされると思います。ミュージカルの第一線で活躍できる俳優は少なく、一度ファンに認められれば息が長い人気となり仕事が続きます。生田さんの独特のキャラはバラエティ適正が抜群なのに、これまであまり番組などに出演してこなかったのも今後のイメージ作りのためにプラスになるのでは。また、歌も歌えてピアノも弾けるので、ソロで音楽の仕事もしていける。正直、卒業してからのほうが忙しくなる可能性は大です」(民放関係者)

 卒業後も、来年5月の日生劇場で上演されるミュージカル「四月は君の嘘」への出演がすでに発表されている生田絵梨花。それ以外にも調整している仕事が多いということなので、来年はソロとして大活躍するところをすぐに見ることができそうだ。

小林真一(フリーライター)

テレビ局勤務を経て、フリーライターに。過去の仕事から、ジャニーズやアイドルの裏側に精通している。

こばやししんいち

最終更新:2021/10/28 11:00
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