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小室圭さん、眞子さんが結婚会見で見せたこの道を行くという“覚悟”とメディア批判

結婚会見で見せた小室眞子さんの“覚悟”

 ところで、もはや小室圭フィーバーといってもいいだろう。

 彼がちょん髷風の髪を切ったといっては騒ぎ、写真が就職先であるニューヨークの法律事務所のウェブサイトに掲載されたと騒ぐ。嫌いも好きのうちというが、日本人の多くは彼のことが好きなのかもしれない。

 会見の日は、結婚を反対するデモもあるかもしれないが、眞子&圭をひと目見ようと大勢の“ファン”が集まり、大騒ぎになるかもしれない。

 10月5日に読売新聞とNNNが2人の結婚をどう思うか調査した結果を発表した。よかったと思うが53%、思わないが33%だった。これをどう見るかだが、先週のニューズウイーク日本版に興味深い記事があった。

 世論調査機関が年4回行っている英国王室メンバーの人気調査で、エリザベス女王を好きだと答えた割合は72%と高いが、チャールズ皇太子は45%、ヘンリー王子に至っては36%で、嫌いが43%と「不人気ぶりが際立っている」(ニューズ)。国民の半数近くが祝福してくれているのだから、秋篠宮は喜んでもいいのではないか。

 往生際の悪いといっては失礼だが、小室の母親・佳代の元婚約者は、今週のフライデーで、佳代と婚約していた時の「家計簿」を公開して、余裕のない中で金銭援助していた、そのためにローンも払えなくなり、車もマンションも手放したと愚痴っている。

 彼は「小室家側の代理人から、私の代理人に頻繁に連絡は入っていますが、いまだに交渉には至っていません」といっている。他人任せにしないで、自分で動き、早急に小室側と話し合うべきではないか。

 結婚を直前に控えているのに、同じ話を蒸し返しているのは、「嫌がらせ」「ごね得」を狙っているのではないかと勘繰られても仕方ないと、私は思うのだが。

 前置きが長くなったが、26日の会見の話にいこう。

 午後2時から始まった会見は、結婚会見という華やかなものではなく、メディア、特に週刊誌が繰り返してきた誹謗中傷報道への批判会見になった。

 2人は明らかに緊張していた。

 それは、前日、宮内庁が会見のやり方を急遽変更したからである。

「質問の中に誤った情報が事実であるかのような印象を与えかねないものが含まれていることに強い衝撃を受けられた。そのような質問が、カメラが入り多くの人に囲まれた会場で読み上げられ、それに対して口頭でお答えになることを想像するだけで、恐怖心がよみがえるという強い不安を感じられた。以上のことから、口頭での質疑応答は不可能であると思われたものである」

 そのため2人の挨拶だけで、質問は許さないとなった。

 だが、結婚発表なら外国メディアや雑誌まで呼ぶことはない。

 2人がどうしてもいいたい、いわなければならないことがあるというから設けた記者会見である。

 何をいうのか、私もいささか緊張気味だった。

 最初は型どおり、お世話になった人たちへの感謝の言葉で始まった。

 続けて、「私にとって圭さんはかけがえのない存在です。そして私にとって結婚は自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択でした」と、2020年11月に公表した「お気持ち」の中でも強調していた結婚への強い意思を再び繰り返す。

 今度は小室圭に替わって、「私は眞子さんを愛しております」と堂々と宣言する。

 ここまでは若い2人の愛の交歓風だったが、眞子さんが引き取って、「これまで私が公に発言する機会は限られてきました」という。

 そのために生まれてしまった誤解もあったとしてからが衝撃的な告白になる。

 婚約に関する報道が出て以降、さまざまなことがあったが、圭が独断で動いたことはない、全ては私が考え、指示したことだというのである。

 母親と元婚約者との金銭トラブルも、小室圭がニューヨークへ行ったのも、私がやったことだというのだ。

 もしそうだとしたら、すべての黒幕は小室眞子ということになる。

 だが、メディアは間違った情報で誹謗中傷報道を続け、それを信じ込んだ者たちが、SNSなどで広めたため、恐怖を覚えるようになったというのだ。

 皇室にいる間には決して口にできなかったことであろう。

 眞子さんは、皇室を抜けるには結婚しかない、結婚したら海外で暮らしたいと、小室圭と知り合った頃から考えていたに違いない。

 それが4年近くも、一人で耐え抜いてきた原動力になったのであろう。そうとしか考えられない。

 小室圭は母親の金銭トラブルについて、元婚約者とは自分が会って必ず解決金を渡すといった。

 なぜ母親が出てこないのかは、彼女も誹謗中傷報道で心身をやられ、医者からドクターストップがかかっているという。

 10分程度の会見の中で、中心はメディア批判であった。

 華やかな結婚というおめでたい会見で、メディア批判に終始したのは、前代未聞、歴史的な事件である。

 2人はよくやったと思う。退席する後ろ姿に記者たちの拍手はなかった。

 だが、2人は晴れ晴れとしているに違いない。

 秋篠宮夫妻が発表した結婚に関する「ご感想」も、
「本日、私たちの長女眞子は結婚いたしました。
最初に結婚をすることについて公表して以降、私たちにとって予期していなかった出来事が起こりました。このことについて、私たちの周りからも種々の示唆をいただくとともに、心配する声や反対する声が寄せられました。また、皇室への影響も少なからずありました。ご迷惑をおかけした方々に誠に申し訳ない気持ちでおります」(朝日新聞デジタル10月26日 14時59分より)

 もろ手を挙げて祝福というにはほど遠い内容である。

 だが、この道を行くと覚悟を決めた2人には、想定内のことであろう。

 小室圭はやや心配だが、小室眞子さんは心の強い、ぶれない女性だから、きっと幸せをつかむだろう。

 前途を祝して私だけは、盛大に拍手をして送ってやろう。(文中敬称略)

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