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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 小室圭さん、眞子さんの“覚悟”とメディア批判

小室圭さん、眞子さんが結婚会見で見せたこの道を行くという“覚悟”とメディア批判

コロナ感染者数激減、専門家も「よくわからない」

 ところで文春に、190億円も国費を注ぎ込んできた国家的プロジェクト「KAGURA計画」なるものが破たんしていたという特集があるが、私には読んでも何のことか全くわからない。

 これはノーベル物理学賞受賞者の梶田隆章(62=東京大学宇宙線研究所所長)が研究代表者を務めているそうで、宇宙はなぜ、どのように始まったのかということを解き明かすために、アインシュタインが予言した「重力波(非常に重い天体が加速度運動する際に生じる歪み)」を観測するのだそうだ。

 5ページにも及ぶ大特集だ。興味のある読者は買って読んでいただくとして、要は、このプロジェクトは他国の研究からはるかに遅れていて、批判の声が内部から上がっているというのである。

 ちなみにこの計画に携わっている研究者のAは、KAGURAの能力では、「一万五千年以上待たないと観測できません」といっている。

 よくあることだが、実態を隠して可能性を大きく見せれば、文科省から新たに10年分の莫大な予算を手にできるから、粉飾ではないが、感度の向上を諦め、共同観測へ参加することを実績にして、予算をぶんどろうというようなのである。

 当の梶田はどう答えるのか。欧米のプロジェクトは日本より15年先行していて、この差は大きいとしながら、研究者たちからの反発については、「そういう声を出す人はいますよ。でも、それは少数です。『辞めます』なんてことをしたら、日本の重力波のコミュニティが世界から完全に爪弾きですから」といっている。

 私には全く分からない世界だが、これは重要な研究だということぐらいは分かる。いいではないか、政治家が無駄なマスクを配るのに何百億使うことを考えれば、壮大な夢に取り組むのに一千億ぐらい注ぎ込んでも。

 今年ノーベル物理学賞を受賞したプリンストン大の真鍋淑郎は、日本に帰りたくない理由をこういっている。

「私は人生で一度も研究計画書を書いたことがありませんでした。自分の使いたいコンピュータをすべて手に入れ、やりたいことを何でもできました。それが日本に帰りたくない一つの理由です。なぜなら、私は他の人と調和的に生活することができないからです」(TheAsahiShinbunGLOBE+10.07より)

 調和にばかり気を使っている人間に独創的な発想などできるわけはないのだから。

 さて、コロナ感染者が劇的に減っている。限りなくゼロに近くなってきてはいるが、誰も、なぜ、どうしてそうなっているのかを説明できる人間は、専門家の中にもいない。

 ポストが専門家17人に「なぜ減ったのか」を聞いているが、多くは「わからない」ようだ。

 一石英一郎国際医療福祉大学病院教授は、「ワクチン接種、行動変容など個々の要因はあるが、原因はわからない」といっている。

 中原英臣新渡戸文化短期大学名誉学長も「医学的には理由がわからない」。森田洋之ひらやまクリニック院長にいたっては、「人流抑制や感染対策ではなく『ウイスル側の要因』が一番大きいと考えている」と、コロナの勝手でしょというのである。

 一番多いのが、例年9月から10月は医者がヒマになる時期なので、コロナも同じサイクルなのではないか、したがって寒くなる11月終わりごろからまた増え始めるのではないかという見解だ。

 欧米を見ていても、再びコロナが猛威をふるい始めている。時短解除して、深夜まで呑んでカラオケしていると、あっという間にまた緊急事態宣言発令となると思う。

 何しろ、国も自治体も何もしないのに、感染者だけが減っているのだから、安心しろといわれても絶対に信じるわけにはいかない。

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