リアルタイムで目撃したあのちゃんのストロングスタイル大喜利と最後の疑問点
#水曜日のダウンタウン #ラヴィット! #あのちゃん
アンタッチャブル・柴田「大喜利でとんでもない答えが連発されて、ビビって手が出せなくなった」
すべてが明らかにされたのは、翌週20日の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)だ。検証されたのは「『ラヴィット!』の女性ゲストを大喜利芸人軍団が遠隔操作すればレギュラーメンバーより笑い取れる説」。あのを“遠隔操作”するのは、千原ジュニア(千原兄弟)、くっきー!(野性爆弾)、西田幸治(笑い飯)、粗品(霜降り明星)、春日俊彰(オードリー)、田村裕(麒麟)だ。この企画、ある種のドッキリなわけだけれど、レギュラー出演者はもちろん、麒麟・川島もこのドッキリを知らされていなかったらしい。
で、前週の『ラヴィット!』のあのの回答が、芸人たちが考えたものだったことがひとつずつ明らかにされていった。「チーソーの赤い部分」は粗品、「ほぐした赤LARK」は西田、「矢田さんの削り歯茎」はくっきー!、「スイカ丸のみ」は春日、そして「目玉の親父の衣替え」はジュニアだ。
番組では、『ラヴィット!』の生放送が終わり出演者にネタバラシをするシーンも放送された。ジュニアらの登場に「あれ? 何これ?」と困惑の表情を見せる川島。「今日何曜ですか?」と聞かれると、レギュラー陣の柴田英嗣(アンタッチャブル)が「水曜」といち早く答えた。また、「水曜!」と川島が驚きつつ言うと、「と、いうことは」とやはり柴田がアシストのような言葉を挟んだ。もしかしたら、生放送中に少なくとも柴田は何かに気づいていたのかもしれない(川島なども気づいていたのかもしれないが)。本番中に何かおかしなところはなかったか? という問いに、柴田は答えた。
「僕なんかちょっと、中盤ビビっててしゃべってないんですよ。というのも大喜利でとんでもない答えが連発されて、ビビって手が出せなくなった瞬間あったよね」
柴田は本番中も、ストロングスタイルの大喜利回答を連発するあのに対し、クイズの正解を出すなど“ストッパー”としての立ち回りを見せてきた。それも、偶然当たってしまったというような様子で(そして川島のほうは、別に知りたいわけではない正解を出してしまった柴田を責めるといった様子で)。だが、意図的な正解だったようだ。本人は語る。
「あのちゃんがすごすぎて、正解するしかないと思って。止めないとこれダメだと思って」
ということで、説は立証。にしても、こういったことを実際に実行してしまう『水曜日のダウンタウン』サイドはいつもながらどうかしているけれど、同じ局とはいえ別番組のために自分たちの番組をおかしな空気にすることにOKする『ラヴィット!』サイドもどうかしている。もちろん、この「どうかしている」は「面白かった」の言い換えだ。
あと、今年4月から始まった『ラヴィット!』は、「優しい笑い」と評価されることもあって、その反面「攻めてる笑い」と評価されることもある。朝の情報番組というポジションがその矛盾する2つの評価を両立させていたところがあると思うのだけれど、たぶん、「優しい笑い」と「攻めてる笑い」のどちら寄りで番組を見ていたかで、今回の企画の見え方も違うのだろうと感じる。
あのの空気感も良かった。大喜利の回答を「これから面白いことを言う」という雰囲気をまったく出さずに、何を考えているのかよくわからないトーンで発する感じが、今回の企画にハマっていた。『あのちゃんねる』などを見る限り、今回のようなストロングスタイルの大喜利ではないけれど、川島が困惑しツッコミが冴える回答はありえるような気がする。改めて『ラヴィット!』に遠隔操作されていない形で出演してほしい。
最後に疑問点を1つだけ。遠隔操作が始まる前に「田村が一番川島のツボわかってるわけやから」とジュニアに聞かれた麒麟・田村が、「そのへんは大丈夫です。任せてください、バッチリです」と言っていたのだけれど、『水曜日のダウンタウン』では彼の回答は紹介されなかった。田村はなんと答えたのだろうか。気になる。別に正解を知りたいわけではないけれど。
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