中居正広をあの敏腕マネージャーが復活させる？ ジャニーズ事務所と和解で「SMAP黄金期」カムバックか

　年末のNHK紅白歌合戦への出場の噂もある「新しい地図」の3人。SMAP解散直後はあからさまに業界から“干されて”いた香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎だが、今年はパラリンピックのアンバサダーとして活躍し、CMやテレビでも引っ張りだこ。この大復活の裏には、敏腕マネージャーの懸命な努力があったという。

「SMAPを国民的アイドルグループに育て上げたマネージャーの飯島三智さんが、新しい地図の3人の売り込みを誠心誠意、そして戦略的に行ってきた結果です。退所直後の新しい地図の3人に対して、ジャニーズ事務所はテレビをはじめとするメディアに“圧力”をかけて、出演できないように制裁を加えていた。それまで担当していた冠番組も次々と放送終了となり、一時は雑誌メディアにすら出られないような状況でした。もとは国民的スターだった3人ですから、あまりの仕打ちに一時は芸能界の引退も考えていたそうです。ただ、飯島氏の説得もあってなんとか一緒に頑張ってきた結果、現在の再ブレイクにつながったんです」（民放関係者）

　その飯島氏だが、SMAPと共に芸能界の頂点を極めたこともあるマネージャーとは思えないほど腰が低いことで有名だ。

「3人が独立した当初は、飯島さんが自ら頭を下げて営業に回っていました。でも、ジャニーズ事務所からの圧力もあって、飯島さんとなかなか会おうとしないテレビ関係者も多かったようです。あからさまに距離を取られても、3人のためにと頭を下げ続け、SMAP時代には相手にしなかったようなネットメディアにも営業に行っていたとか。そんな時にうまいタイミングで出演が決まったのが、ABEMAのネット生配信番組『72時間ホンネテレビ』でした。この配信は大きな話題になって、新しい地図の3人が再び表舞台に立つことに成功した。その後も形を変えて放送が続いていますが、こういった地道な売り込みがパラリンピック仕事や映画、ドラマへの復帰につながっていきました」（民放関係者）

　そんな飯島氏の手腕を買っているのは、意外にもジャニーズ事務所の新しい社長である藤島ジュリー景子氏だという。

「飯島さんはSMAP独立騒動の首謀者だと疑われて、亡くなったメリー喜多川さんに事実上の“クビ”にされてジャニーズ事務所を去りました。そういった経緯があるので、ジャニーズ事務所と飯島さんは絶縁状態なのかと思いきや、意外にそうでもないんです。実は、飯島さんを毛嫌いしていたのはメリーさんだけで、ジャニー喜多川さんは新しい地図の3人と飯島さんのことを最期まで心配していた。現社長のジュリーさんも、特に飯島さんに対しては思うところは何もないそうです。逆に、嵐の不在で主軸となるグループがいないジャニーズ事務所に戻ってきてほしいとも話しているとかで、2人は連絡を取り合っているようです」（民放関係者）

　そんな飯島氏を中心として、あるプロジェクトが始動しそうだという。それが、ジャニーズ事務所から独立後にくすぶっている中居正広の再起プロジェクトだ。

「中居さんは独立した後も、基本的にはジャニーズ事務所から仕事を回してもらい、手数料を支払う契約で個人事務所を運営している状態です。なので、独立前とあまり仕事内容も変わらず、本人はめっきりやる気をなくしてしまっているようなんです。そこで、中居さんのことを熟知している飯島さんに、彼をプロデュースをしてもらうプロジェクトが水面下で進んでいるようです。これはジャニーズ事務所から要請されたもので、まずは新しい地図とコラボでCMやテレビ出演を行うプランがあるそうです。また、ABEMAで中居さんにネット番組をやらせてみるという案もあるとか。とにかく、タレントとして存在感をなくしている中居さんをもう一度輝かせるためには、飯島さんの力が絶対に必要だと言われているんです」（民放関係者）

　嵐に代わる国民的人気のアイドルグループを生み出せていない状態のジャニーズ事務所。天才的なマネージメント力でSMAPを国民的アイドルグループに育てた飯島氏の知恵を、何が何でも借りたいところのようだ。