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小室哲哉が復活、不祥事タレントは「とりあえず引退したほうが早く復帰できる」説が浮上

小室哲哉が復活、不祥事タレントは「とりあえず引退したほうが早く復帰できる」説が浮上の画像1
小室哲哉

 10月1日に“再始動”を発表した3人組音楽ユニット・TM NETWORK。2018年に引退を表明していた小室哲哉にとっては、本格的な活動再開となる。

 小室は2018年1月、『週刊文春』(文藝春秋)に不倫疑惑を報じられ、それを受けての記者会見で、当時妻だったKEIKOの介護の大変さや、自身のC型肝炎、突発性難聴について告白。不倫を釈明するかと思いきや、突然の引退宣言をして世間を驚かせた。

 その後、2019年からミュージシャンとしての仕事を再開。2020年には、作曲を担当した乃木坂46の『Route 246』で“TKサウンド”をバリバリに鳴らせるなど、公の場で仕事をするようになっていた。そして、今回のTM NETWORKの再始動により、本格的な音楽活動が始まることとなる。

「2018年の会見では、そもそもKEIKOの介護に関する内容に虚偽があったのではないかとの疑惑もあり、不倫騒動によるバッシングを避けるために、苦し紛れに引退したのではないかと囁かれていた。実際にその後、早い段階で活動を再開しており、“引退するする詐欺”と揶揄されても仕方ない状況であることは間違いないですね」(音楽業界関係者)

 今回の小室哲哉の復活劇に対し、“狡猾な手口”だと唸る業界関係者も少なくないという。あるベテラン芸能記者はこう話す。

「引退を宣言することで、一応芸能人から一般人に戻ったことになり、芸能マスコミの取材攻勢から逃げられるという効果がある。当時の小室さんは後ろめたい部分もあっただろうし、一時期に比べて活動も落ち着いていたことを考えると、“引退してしまったほうがいろいろと得”という判断だったのでしょう、ヘタに言い訳をして騒動が長引くようなことがあれば、周囲にもっと迷惑をかけることとなる。ある意味、周りのことを考えての引退宣言だったと見ることもできます。

 ただ、そこで完全に引退しなかったのが小室さんのズルいところですね。小室さんほどのキャリアも実績もある大物ミュージシャンであれば、一定数の熱心なファンがいて、いずれは復活を願う声があがってくるのは既定路線。ファンだけでなく、業界内でも小室さんとビジネスをしたいという関係者もいるだろうし、ほとぼりが冷めたら声がかかると踏んでいた可能性は高いでしょう。実際に今回、TM NETWORKの再始動ということで復帰しており、あくまでも“グループのため”という体裁になっています。まさに、うまいこと復活しましたよね」

 小室と対象的なのが、コンビ復活を熱望したままテレビの世界から消え、最終的にコンビ解散となってしまった、元雨上がり決死隊の宮迫博之だ。

「もしも宮迫さんが、闇営業騒動の時に“引退宣言”をしていたならば、バッシングは長引くこともなかったはず。その状態でYouTuberになっていたなら、吉本との関係性もここまでこじれていなかったでしょう。“引退”という極端な選択をしたほうが、後々思い通りに動けていたかもしれないですね」(同)

 一方、不倫騒動で活動休止状態となっているアンジャッシュ渡部建もまた、芸能活動再開のチャンスを幾度となく逃している。

「渡部さんは、昨年末の日本テレビ系『笑ってはいけない』シリーズで復帰するべく収録までしたのに、お蔵入りになってしまった。それはやはり、火種がくすぶっている状態のままだったことが“敗因”です。最近の流れでは、大きな不祥事を起こしたタレントは、世間が忘れるまで時間を置かないとそう簡単には復帰できない。ただ、“引退”することでより早く世間の注目から逃れることができ、結果的に復帰が早まるケースもあるということ。渡部さんもやはり、“即引退”を宣言し、芸能界からいったん距離を置けば、バッシングも早く収まり、さらに復帰も早くできたかもしれなかったですね」(同)

“引退宣言からの早期復帰”という前例を作った小室哲哉にならい、不祥事を起こした直後に“即引退”を宣言するタレントが続出するかもしれない。

手山足実(ジャーナリスト)

出版業界歴20年超のベテランジャーナリスト。新聞、週刊誌、カルチャー誌、ギャンブル誌、ファンクラブ会報、企業パンフレット、オウンドメディア、広告など、あらゆる媒体に執筆。趣味はペットの動画を見ること、有名人の出没スポットパトロール。

てやまあしみ

最終更新:2021/10/21 11:00
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