トンツカタン森本、若手No.1 MCの呼び声高まるも「このファイトスタイルしかできない」
#トンツカタン
MCとして高評価得るも、最近気づいた“悲しい事実”
――今、ライブシーンでめちゃくちゃMCされてますよね。
森本 確かに増えてますね。よしもとのライブでMCさせてもらうこともあったり、こないだはテレ東で大学生お笑いのネタを見る番組のMCを担当して(9月2、9日放送『大学お笑いMONSTERS』)、テレビでもやらせてもらったことに驚いてます。違和感もありましたね。「なんで自分が人のネタ見て感想言ってるんだろう?」って。そこはタガをはずして、「面白かったね!」ってMC然としてました。
――MCをやるのは好きですか?
森本 好きです。やってて楽しいです。1,2年目からちょいちょいやらせてもらってたんですよね。本来は先輩のツッコミの方がやるところを、「俺はいいわ。森本やりなよ」みたいな感じで任されたりして。というのも、若手がテレビに出たときMCやることなんてまずないから、MC以外で経験を積みたいという考えが先輩たちにはあったんです。「それはそうだな」と思いながら、いつかできるかもしれないし、楽しそうだし、引き受けることが多かったですね。褒められたりもして自信にもなりました。
――誰か褒めてもらって嬉しかった人はいます?
森本 『M-1』決勝に出る直前の、ほぼ面識なかったトム・ブラウンさんですね。ライブでクイズ企画が終わった後、布川さんに「MCうまいね」と言われたのが印象に残ってます。関係性ない人に言われたのは、でかかったです。
――MCとして参考にしている人はいますか?
森本 憧れはくりぃむしちゅーの上田さんです。やっぱり上田さんのラジオを聞いて芸人を志しましたから。ただ、ツッコミワードを言おうとしたとき、過去に上田さんが言っていたツッコミがチラついて、「これ言えないな……」という躊躇の時間が生まれることがあるんですよ。なので、影響を受けないようにあまり見ないようにしてます。上田断ちです。
――先輩ということでは、森本さんのMCが昔の渡部(建)さんを彷彿とさせるんですよ。事務所ライブでいじられながら仕切っていく感じが。
森本 あ~、確かに。昔ライブを見に来てくれた人力舎の社長に挨拶したら「おまえは渡部になれ」と言われたこともありました。異業種の方とお仕事もさせてもらうので、そういうルートなのかもしれません。
――他事務所の芸人ともガンガン渡り合って、安心感がありますし。
森本 ありがとうございます。嬉しいですね。でも器用っぽく見られながらも、それしかできないという悲しい事実にも最近気づきました。佐久間(宜行)さんのラジオに呼ばれたとき、初対面なのに強めの感じでツッコんだら、ネットで「こいつ何なんだよ?」とボヤ程度に炎上しましたし……。本来は違うやり方をしないといけなかったんだと反省したんですけど、このファイトスタイルしかできないんですよ。活動の幅が広がったら、「こういう人なんだ」と受け入れてもらえるはずなんで、僕が生きやすい世界にするため今頑張ってます。
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