令和喜多みな実・河野、関西若手漫才師の至宝がMCとして覚醒中! M-1にもかかる大きな期待
#令和喜多みな実 #関西バラエティ番組事件簿
河野の妻が番組で証言「芸人と結婚した感覚がない」
河野は、お笑い芸人でありながら良い意味で普通でクセがない。とてもクリーンである。一方の相方・野村は劇団も主宰しており、演劇界でも近年注目の存在。何ものにも迎合しない姿勢を貫き、静かに牙を剥く瞬間も見せるなど、自分の世界観を築き上げている。まさに才人である。
以前、令和喜多みな実にインタビューをおこなった際に野村は「みんな『野村が言ったことにすぐ対応できる河野はすごい』と言うけどそんなわけない。料理に例えると、こちらが具材から調理器具まで全部揃えてくるなかで、河野はキッチンバサミを持ってくるだけ。気が向いたときに真ん中に立ってだけなのに、みんなから『すごい』と褒められている」と周囲の河野評について、皮肉をまじえながら語ってくれた。野村のこのコメントも、河野の「普通っぽさ」をまさにあらわしている気がする。
『なるみ・岡村の過ぎるTV』(朝日放送)の10月11日放送回「たくまし過ぎる芸人妻」でも、一緒に出演した妻・歩さんは、夫・河野のことを「(家でも外でも)普段からおもしろくない」、「芸人と結婚した感覚がない」と個性が薄くて普通の人であると強調していた。
河野には決まった色がない。だからこそどんな状況でも柔軟に対応できるし、誰とでも組み合える。とは言ってもツッコミの腕はやはりすばらしい。前述の「たくまし過ぎる芸人妻」の回でも、妻・歩さんが「家の中でちょっとおもしろいことと言えばオナラをしたり、お尻を出して寝ているくらいのもの」と言えば、すかさず「俺はクレヨンしんちゃんか」と画がきっちり浮かぶ絶妙のツッコミで爆笑をあつめた。
見取り図の後任パーソナリティに抜てきされたラジオ番組『よしもとラジオ高校~らじこー』(FM大阪)などを聴くとよく分かるが、ツッコミとしての「狙いどころ」がかなり鋭い。同じく同番組でMCをつとめる堀川絵美が、「令和喜多みな実の印象」についての野村の話題ばかり並べて河野に触れなかったときは、「いや、俺わい?(俺のことは?)」とシンプルなツッコミ。野村から「その『俺わい?』は(活動)15年目で何回目?」とつぶやくと、「何回もやってるやろ。いつもそんな扱いを受けてるから」と返して笑わせた。
ちなみに「普通っぽさ」がちょうどいい河野だが、日々の出来事をつづっているnote「kono no note ~令和喜多みな実 河野の日記~」は読み応えがあるので、ぜひページをひらいて見て欲しい。連日のように更新しているところが、彼の実直な人間性をあらわしている。
おそらく今、関西のテレビやラジオでは出演芸人を決めるとき「河野」の名前がかならず挙がるのではないだろうか。朝昼晩、どの時間枠でも河野はぴったりだ。そして何より令和喜多みな実自体、漫才が抜群におもしろい。まさに脂が乗っている。お笑いの祭典『M-1グランプリ』では15年以降、準々決勝の壁が打ち破れていないが、コンビの勢い的にそろそろの気配が漂う。令和喜多みな実から目が離せない。
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