『関ジャム』アイナ・ジ・エンドがボーカルスタイルを作り上げるまで 「アイナは今からチバユウスケや!」
#テレビ #関ジャム
「知り合いにソニーミュージックの人がいて」というパワーワード
さらに、アヴちゃん本人が影響を受けたと明かしたのは中島みゆきだった。アヴちゃんのボーカルに中島みゆきからの影響を感じることはないが、中島が開催する「夜会」は“シアトリカルコンサート”と銘打たれる舞台である。女王蜂のステージは「夜会」から影響を受けている可能性がある。
そして、miletが影響を明かしたのはSalyuであった。主に小林武史がプロデュースするボーカリストで、過去に秋元康が「自分にはうまくプロデュースできないだろう」と断念したほどの実力派がSalyuだ。いや、その影響ももちろんわかるのだけど、正直にアデルの影響下にあることを言えばいいのに……。続いて、アイナが明かしたのはBUMP OF CHICKENからの影響だった。いや、あんなにカバーしておきながら椎名林檎とは言わないのか!
興味深いのは、彼女たちがボーカリストを志したきっかけである。miletは落ち込んでいた友人を励ますために歌を歌い、「あなたの声にはパワーがある」と言われたのが始まりだったらしい。
横山 「それから、どうやって動いたんですか?」
milet 「知り合いにソニーミュージックの人がいて……」
「知り合いにソニーミュージックがいる」という、聞いたことのないパワーワードはどうか? 一方、アヴちゃんは日常生活を送る上で憤りが募り、衝動的にバンドでライブハウスに出たことがきっかけとなった。すると、二度目のライブにはもうソニーが女王蜂をチェックしに来ていたという。まさかのソニー被せ! 今回の結論は「ソニーはすごい」ということになる? ちなみに、次回は松田聖子が『関ジャム』のスタジオに登場する。そういえば、この人もソニーの大御所である。
残念だったのは、今回もセッションが行われなかったこと。せっかく、話題のボーカリストが3人も来ているのに歌なしなのは寂しい。やってほしかった。
(文=寺西ジャジューカ)
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