校内暴力、最も多いのは神奈川県 前年比で減少も予断許さぬ状況…加害層が低年齢化
2021/10/18 08:00
#校内暴力
地域別で発生が多い県はどこ…?
さて、暴力行為について、都道府県別の発生件数にも触れておこう。
暴力行為の対象となる対教師、生徒間、対人、器物破損のすべての合計が最も多かったのは、神奈川県で8184件に上った。2位が大阪府の6115件なので、神奈川県は大阪府よりも2069件も多い。
ただし、件数の多いのは人口が多く、学校数が多い点によるもので、1000人当たりの発生件数を見ると、鳥取県が12.8件と最も多く、次いで11.2件の青森県となっている。
事案別では、生徒間での暴力行為は、神奈川県の6003件、次いで大阪府の4195件、対教師への暴力行為は神奈川県の1019件、次いで大阪府の991件となっている。
20年度は新型コロナの影響で生活環境が変化し、児童生徒の間の物理的な距離が広がり、日常の授業におけるグループ活動や学校行事、部活動など様々な活動が制限され、子供たちが直接対面してやり取りをする機会やきっかけが減少した。さらに、休校など例年より年間授業日数が少ない学校もあったことなどにより、暴力行為の件数が減少した側面が強い。
今後、日常生活が戻るに従って、再び、児童生徒の暴力行為が増加しないように、保護者や教育関係者は十分に留意する必要がある。
最終更新:2021/10/18 08:00
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