小倉智昭、肺にがん転移公表の裏で精力的に…五輪取材に評価の声
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フリーアナウンサーの小倉智昭が10月4日に放送されたラジオ番組『くにまるジャパン極』(文化放送)に生出演、2018年に手術を受けた膀胱がんが肺に転移したことを発表した。6日から入院して抗がん剤治療を受け年内は仕事を休み治療に専念する。
月に一度、レギュラー出演する番組で小倉は「体全体のどこに転移しているのかわからずに、切除や放射線治療ができない。抗がん剤治療しか方法はない」と説明。16年5月に膀胱がんがわかった時には医師から早期に全摘手術をするよう告げられたが、治療法を探したこともあって結局、2年半ほど時間が経ってから手術を決めたという。
「あの時全摘出したら転移もなかった。こんなふうに苦労することもなかった」と自身の決断を悔いた。番組出演後には放送局前に集まった報道陣に取材対応し医師からは「完治できると思いますよ」と説明を受けたとし「信頼してゆっくり療養しようかなと思う」と心境を語った。
長年、情報番組『とくダネ!』(フジテレビ系)の司会者として有名だった小倉だが、自身の生きるモチベーションはオリンピックということでも知られており、1年延期され今夏開催された東京五輪でも、精力的に活動していたという。
「当時、がんの転移は知らされていませんでしたが、現在74歳ですからね。以前よりも体力は落ちているのはもちろん、コロナ禍のため現地に入る取材パスも大幅に制限を受けており、お付きのスタッフも最小限しか準備できなかった。それでも、スタッフが遅れそうになるくらいの早歩きで会場内を移動。居合わせた大会関係者から『いつまでも若いね』と驚かれていました」(フジテレビ関係者)
ある競技会場では日本代表の公式ユニフォームを着用、松岡修造や古田敦也など各テレビ局の五輪キャスターが勢揃いする中、一喜一憂することなくじっと競技を見つめる姿が印象的だったという。
「五輪の情報を少しでも入手しようと、とにかく旧知の関係者を探し回ります。試合後の取材にも核心を突いた質問を短時間でしなければならない分、端的に相手の言葉をどうすれば引き出せるかを思案していました。若いアスリートからすれば〝お爺ちゃん〟の年齢ですが、世間の強気なイメージとは裏腹に、五輪自体をリスペクトしている分、評判はよかった」(在京テレビ局関係者)
治療が間に合えば来年2月開催予定の北京冬季五輪にも取材に出向く予定。「ミスター五輪」の1日も早い回復を祈りたい。
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