キングオブコント優勝の空気階段はポスト・バナナマン? 冠番組スタートで完全に軌道に乗った!
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10月2日に開催された『キングオブコント2021』決勝戦(TBS系)で、3年連続決勝進出の空気階段が、見事優勝を果たした。10月7日夜には冠番組『空気階段の空気観察』(テレビ朝日系)も始まり、ブレイクへと着実に歩を進めている!
先日放送の『キングオブコント2021』ファーストステージでは、歴代最高となる486点を叩き出し、圧倒的な優勝をもぎとった空気階段。テレビ業界では、そのクオリティーの高いネタはもちろんのこと、バラエティータレントとしての能力も高く評価されている。
「すでに鈴木もぐらの“クズキャラ”がブレイクしていますが、もぐらはキャラクターだけでなく、トークもロケもなんでもいけるオールマイティープレイヤーという評価ですね」(制作会社関係者)
『キングオブコント2021』決勝戦にも進出していたニューヨークは、10月3日にYouTubeで配信された『ニューヨークのニューラジオ』にて、2年後輩となる空気階段についてこう話していた。
「空気階段は盤石でしょう。コントの本格派としての道をね(進んでいくだろう)」(嶋佐)
「バラエティーも出るからね。だから、バナナマンさんみたいな感じになるんじゃないか」(屋敷)
コント師として定期的に単独ライブをやりつつ、バラエティー番組でお茶の間の人気者となり、さらに深夜ラジオで自由なトークを繰り広げる──。空気階段はまさに“ポストバナナマン”最右翼となっているのだ。
「TBSラジオ『空気階段の踊り場』はもう4年以上続いていて、若手芸人のラジオ番組の中ではトップクラスの人気です。また、今年2月に行われた単独ライブ『anna』の配信チケットは1万780枚売れました。ライブシーンの人気はバナナマン以上と言えるかもしれないですね」(お笑い事務所関係者)
空気階段の“売れ方”も、バナナマンに通ずるところがあるという。
「バナナマンは、まず日村さんの“キモイ”キャラクターが注目されるようになり、その後2008年の第1回『キングオブコント』で準優勝をしたことで、本格的にブレイクしていきます。そして、設楽さんのトーク力なども世間一般に知れ渡るようになり、ついにはフジテレビ系の朝の帯番組『ノンストップ!』のMCに就任。こうしたファン層を広げていきました。
空気階段も、まずはもぐらの“クズキャラ”が浸透してからキングオブコントで結果を出すというのは、バナナマンと同じ流れです。あとはこれから、水川かたまりの面白さが世間に伝わっていくのを待つだけですね」(同)
ということは、かたまりが朝の帯番組のMCをするような展開があるということなのか?
「かたまりは、実はもぐら以上の変人で、サイコパスなんて言われてしまうことがあるくらい。慶応大学を3カ月で中退したり、11カ月で離婚したりなど、私生活の面でのツッコミどころも多い。帯番組のMCタイプでは決してないものの、バラエティーでその類まれなるパーソナリティーを発揮していく可能性はかなり高いでしょうね」(前出・制作会社関係者)
そんな空気階段の冠番組『空気階段の空気観察』(テレビ朝日系)が10月7日にスタートする。
「テレビ朝日は、最高のタイミングで空気階段の番組をスタートすることになります。こういったプラットフォームがあることで、2人の魅力はより一層引き出される。さらには、同期のオズワルド、蛙亭、さらに先輩のニューヨークなど、勢いのある若手芸人との関係性も強く、ともにブレイクしていく可能性も高い。完全に天下を取る条件が揃っているんですよね。今年の後半から来年にかけて、空気階段が一気に売れまくっていくと思いますよ」(同)
「史上最高のキングオブコント」と絶賛された今年の大会を制した空気階段が、バラエティーの世界までをも制する時がやってきそうだ。
浜松貴憲(はままつ・たかのり)
1980年生まれ、東京都出身。大学卒業後、出版社に入社。その後、いくつかの出版社を渡り歩いた末に、現在はフリーライターとして、テレビ番組、お笑い、YouTubeなど、エンターテインメント全般について執筆している。
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