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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『関ジャム』aikoが相変わらず怖い

『関ジャム』ラブソングの巨匠・aikoが相変わらず怖い。今年リリースの新アルバム、衝撃の1曲目

NHK『プロフェッショナル』主題歌制作におけるスガシカオがプロたる所以

 3月28日放送「ヒット曲の裏の立役者」特集で音楽プロデューサーの武部聡志が明かしたのは、『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK)主題歌としておなじみ、kōkuaの「progress」にまつわるエピソードだった。というか、この曲に関する逸話が未公開だとは贅沢な!

 そもそも、番組からオファーを受けたのは武部だったという。そして、kōkuaはこの曲のために結成されたバンドである。

「『プロフェッショナル』というキーワードで、各パートにプロ中のプロが集まった架空のバンドを作ろうと思ったんです。で、ヴォーカルを誰にしようかと思ったとき、作家性が高くて、曲を書く詞を書くという意味でのプロフェッショナル、歌もその姿勢もプロフェッショナル……ということで、スガ君(スガシカオ)をご指名させていただきました」(武部)

 スガが「ミスチルやオアシスが得意な“ロックの転調”を研究して作った」と公言する「progress」で印象的なのは、イントロに流れる低いギターリフだ。番組のテーマにあまりにもふさわしい。

「こういうドキュメントの場合、苦労して苦労してやっと花開いたみたいな場面で流れるのは、ピアノの泣きのメロディーとかじゃなく、みんなで“ガーン!”と演奏するのでもなく、ページを1ページめくるみたいなサウンドが合っている。で、ギターのリフから始まるイントロがいいなあとは考えていました」(武部)

 しかし、武部が最重要視するのは鳥肌が立つあのイントロではない。スガが手掛けた歌詞に注目だ。

「ヒットの要因はイントロにあるかもしれないが、1番のポイントは『プロフェッショナル』という番組に寄り添った歌詞だと思う。曲の歌いじまいで『あと一歩だけ前に進もう』という1番おいしいキラーセンテンスを入れ込んでくる所がスガシカオのプロフェッショナルな所で、お願いして本当に良かったなと思った」(武部)

「君と僕の甘酸っぱい挫折に捧ぐ…… “あと一歩だけ前に進もう”」というフレーズは、いかにも“スガシカオ印”な秀逸なメッセージだ。ちなみに「progress」のリリース音源は、なんと1回目に演奏したテイクだそう。まさに、プロフェッショナル!

 さて、本日の『関ジャム』は見逃せない内容だ。「伝説のライブ特集」が放送されるようだ。取り上げられるアーティストはBOØWY、BABYMETAL、サザンオールスターズ、GLAY、渡辺美里など。GLAYは20万人を動員した「GLAY EXPO ’99 SURVIVAL」が、渡辺美里は89年における豪雨の西武球場ライブが、ベビメタは2016年の英ウェンブリー・アリーナ公演が紹介されるはずである。

 さらに、日産スタジアム無観客配信ライブ(9月4日)直後の藤井風も登場する模様。『NEWS ZERO』(日本テレビ系)と『報道ステーション』(テレビ朝日系)に出たことはあったが、藤井が音楽番組に出演するのはおそらく今回が初めて。『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)より前にこれらの番組に出る辺り、やっぱり藤井風はエモい。トークとなると方言全開になる彼(藤井が育った岡山県里庄町は、千鳥・大悟の出身地である笠岡市の隣に位置する)に驚く人も多いのでは?

 また、近日放送「唯一無二のボーカリスト特集」では、milet、アイナ・ジ・エンド(BiSH)、アヴちゃん(女王蜂)の3人が出演するらしい。正直、最近の『関ジャム』は刺激的な企画が少ないと思っていたが、ここに来て放出してきた。しばらく面白そうだ。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2021/10/03 21:05
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