バラエティ出まくりな柔道金メダルのウルフ・アロン、アスリートタレントとして最大級の高評価
#テレビ #柔道 #東京オリンピック #ウルフ・アロン
コロナ禍で行われた東京五輪2020の閉幕からそろそろ2カ月が経とうとしているなか、今もっともテレビで活躍しているメダリストが、柔道男子100kg級で金メダルを獲得したウルフ・アロンだ。
五輪競技終了後から、多くのスポーツ番組などに出演していたウルフ。この10月改編期にはスペシャル番組に数多く出演している。特に9月下旬は、テレビ東京系『デカ盛りハンター』(9月21日)、TBS系『世界くらべてみたら』(9月22日)、日本テレビ系『バズリズム』(9月24日)、TBS系『THE鬼タイジ』(9月26日)、日本テレビ系『有吉ゼミSP』(9月27日)、TBS系『東大王』(9月29日)、日本テレビ系『ダウンタウンDX』(9月30日)などと、ほぼ毎日なんらかのバラエティー番組に出演するほどの超売れっ子状態だ。
「ウルフ選手は、天然ボケ系や自らギャグをやるような“おもしろアスリート”ではなく、落ち着いた雰囲気で気の利いたコメントができるタイプ。さらに、マーベル作品を中心にアメコミや映画が好きで、雑学系の番組でも活躍できる。また料理が得意という一面もあります。そして、柔道に親しみを持ってほしいということで、自らバラエティー番組に出演しており、しっかりとしたビジョンも持っている。マルチな才能を番組で活かすことのできる、稀有なアスリートなんです」(テレビ局関係者)
ウルフのようなタイプのアスリートこそ、バラエティー番組に求められる人材だという。
「“おもしろアスリート”の場合、どうしても雑にイジられてしまうことも多いんですよ。でもそれは、テレビ慣れしていない素人をイジっているのと同じで、少々“イジメ”に近い図式になりやすい。昨今のバラエティー番組では、素人イジり的な要素は注意すべきものとなっており、制作側としてもできれば避けたいんですよね。そういう意味では、ウルフ選手はイジられるタイプではないうえに、面白いトークもできるし、大食いなどの体を張る企画にも積極的で、とても使いやすい。この人気は継続していくと思います」(制作会社スタッフ)
バラエティー番組でブレイクした柔道家といえば、シドニー五輪柔道男子100kg超級銀メダリストの篠原信一が思い出される。
「篠原さんも、ウルフ選手のようなトークで盛り上げることのできるアスリートです。でも、ブレイクしたのが柔道の指導者を辞めた後のタイミングだったこともあり、良くも悪くもタレントに専業した結果、あたかも“一発屋タレント”のような扱いになってしまった。現在はマイペースな活動を実現できているようですが、テレビ界に“消費された”という印象があるのも事実です。
でも、ウルフ選手の場合はまだまだ現役ですし、消費されるほど番組に出演するという形にはならないはず。現在は五輪が終わったばかりで時間があるのでタレント活動で忙しいものの、また大会が近づけば柔道中心の生活に戻っていきますからね。おそらく今後は、たまにタレント活動もする柔道家という形に落ち着くでしょう。準レギュラーのような形で迎え入れることを画策している番組も少なくないと思いますよ」(同)
まさに柔道のイメージアップを担う存在としては、適役と言えるウルフ・アロン。柔道家とタレントの二刀流での活躍に期待できそうだ。
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