「家系カップ麺」食べるなら今!? 吉村家、吉祥寺武蔵家…発売中の3品を食べ比べ
#ラーメン #カップ麺 #カップ麺一行3昧
吉祥寺の名物家系ラーメン店の味を再現! 寿がきや食品「吉祥寺武蔵家 家系MAX 豚骨醤油ラーメン」
続いては、寿がきや食品の「吉祥寺武蔵家 家系MAX 豚骨醤油ラーメン」260円(税別)。お店おすすめの注文方法である「アジコメ アブラオオメ カタメ」を再現しています。家系ラーメンと言えばただでさえ味が濃くて脂が多いイメージなのに、さらに「アジコメ(味濃いめ) アブラオオオメ」とは、ディープインパクトにカタパルト使うような反則技ですよね。
「吉祥寺武蔵家」は、先ほどの「吉村家」直系のお店ではありませんが、家系ラーメンの名店として知られた「六角家」出身の店主による、吉祥寺で10年以上続くおなじみの家系ラーメン店。家系ラーメンの豚骨醤油の他に、あごだしの塩ラーメンも供している異色のお店です。
「吉祥寺武蔵家」のラーメンは、豚骨の強さが特徴となっており、「吉村家」や直系に比べると醤油はマイルド。今回のスープでも豚骨感の強さがひとつ大きな特徴となっており、豚骨の厚みが感じられました。これだけ豚骨が強いと、先ほどの「吉村家」との差別化は完璧です。
そして醤油もかなり濃く、なんと、醤油の濃さでおなじみの「吉村家」よりもさらにキレ味鋭いです。おそらく「アジコメ」が大きく影響しているようで、モンハン流に言うなら「斬れ味レベル+2」発動しています。
スープ表面の油がかなり多く、家系の特徴である鶏油のマイルドな風味も感じられます。この油の多さは「アブラオオメ」発動の賜物と思われます。醤油の濃さと豚骨の太さ、そして鶏油のマイルドな味わいも合わせ、「吉村家」のお株を奪いかねない家系ラーメンらしいスープと言えるでしょう。
麺は「カタメ」の食感は感じられるものの、ちょっと細めでしょうか。具は家系の特徴である焼海苔とほうれん草を揃えていますが、焼海苔の枚数は「吉村家」と同じでもひとまわり小さく、ほうれん草も少ないです。
総本山「吉村家」の向こうを張って、スープのパワフルな味わいではむしろ勝ってしまう大健闘ぶり。価格もほぼ同額。家系ファンならずともこれは両方とも食べておきたいところではないでしょうか。再現性に感動して流した涙で味が変わってしまい、逆に再現性が低くなるまでありそう。
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