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五輪もなんとなくで終わり…元アスリートキャスターらがリストラ危機! “生き残る処世術”とは

五輪もなんとなくで終わり…元アスリートキャスターらがリストラ危機! 生き残る処世術とはの画像1
日本テレビ『news every』公式サイトより

 史上最多のメダルラッシュに終わった東京五輪・パラリンピックだが、テレビ業界では早くも五輪特需を目論んで据えていたアスリート系出演者のリストラに着手しようとしている。

 テレビ局関係者は「コロナ禍の影響を受けており、どの局も軒並み減収減益傾向にあります。当然のことですがこれは制作費にダイレクトに響いています。今秋改編で長寿番組が次々と終了する背景にはこうした事情があるのです」と口にする。

 その中で次に手を付けなければならないのが、東京五輪用に囲っていたタレントたちの処遇だという。

「史上初の無観客開催ということで、自宅で中継を見る人が激増、テレビ局としては追い風が吹いたとも言えますが、それでもトヨタ自動車などCM出稿を控えた企業もあり、五輪関連に関してはトータルで赤字の局も多い。各番組共にギャラを下げたり、出演者を切るなどの対応に追われています」

 その1人に挙げられているのが、視聴率では民放テレビ局ナンバーワンの日本テレビで長年、報道番組にレギュラー出演する陣内貴美子だという。美人バドミントン選手として活躍後、現在は指導者や解説者をしながらキャスター業を続けていた。もちろん、メダルラッシュが期待されたバドミントン日本代表情報を手厚くできるようにという制作側の意図があってこそ。ところが見事に当てが外れてしまったというが……。

「桃田選手を筆頭に、話題の選手がバドミントンには多かったのですが、協会や選手とのパイプがそこまで強くなかったのか、とにかく陣内さんは生ネタを持ってこられなかった。制作サイドとしては『起用している意味がない』という声もあり、以前からリストラの話は浮上していたのですが上層部の『東京五輪まではお願いしたい』という号令の下、起用を続けてきました。ただ、陣内さんが現役で活躍していたのは92年のバルセロナ五輪で、選手の世代交代についていけなかった印象が強い。かといってほかの競技に食い込んでいるわけでもなかったようです」(日テレ関係者)

 五輪が終わった今、リストラが囁かれているが意外にも、夕方の報道番組ではニーズがあるようだ。

「引退後、ノースキャンダルできているのが大きいですね。主婦層の視聴者が多い番組で最も嫌われるのは、カネ・不倫などのスキャンダルですが、陣内さんにはそれがない。また、ほかの元アスリートと比べても、出演料が安いことで有名です。本人からすれば平日の週5日、仕事が入るからそれでもいいと出演料設定をしたことが、功を奏しましたね。今後は穏やかな彼女のキャラクターを活かせるようなコーナーができればよいのですが」(同)

 一見、テレビ局の都合のいいように使われる元アスリートたちだが、人当たりの良さに定評がある陣内だけに、今後の活躍に期待したい。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2021/10/01 21:00
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