バナナマンはお兄ちゃんじゃなくてお父さん？ 料理対決で見えた乃木坂46愛とは

　9月26日深夜放送の『乃木坂工事中』（テレビ東京系）にて、『期別対抗　料理クイーン決定戦1』が放送された。今回は1期生（秋元真夏、生田絵梨花、高山一実）VS2期生（北野日奈子、新内眞衣、鈴木絢音）で1回戦が行われたのだが……。

「番組内でも触れられていましたが、生田といえば2011年12月の“IH事件”があまりにも有名です。IH事件とは生田がだし巻き卵を作る際に、フライパンを置かずに溶いた卵をIHヒーターに直接かけて、その上に昆布や煮干しを乗せたという、なんとも恐ろしい事件です。あの事件以来、生田は『モンスター』と不名誉な称号を与えられました。しかし、今回の料理対決で生田は、白和えとだし巻き卵を見事に作り、審査員であるバナナマンの2人も絶賛。生田の一挙手一投足に注目し、その成長ぶりに興奮しつつも、『成長したなあ……』としみじみ感心していました。その姿はまるで、娘の成長を感じた父親のようでしたね」（芸能ライター）

　IH事件は、ファンの中で知らない人はいないほど有名であり、当時まだ10歳くらいだったであろう遠藤さくらさえも「知ってます」と反応。そんな生田が白和えとだし巻き卵を作ったのだから、たいそう感心するのも無理はない。

「バナナマンと生田のエピソードはほかにもあります。2020年10月6日に放送された、バナナマン設楽統がMCを務める朝の情報番組『ノンストップ！』（フジテレビ系）に生田が、舞台の番宣のためにゲスト出演しました。その際、舞台で生田と共演し、一緒にゲスト出演していた俳優の海宝直人に対し、設楽が『生田の歌はどうですか？』『うまいでしょう？』『自分の娘のように思っていますから』と発言。これが“ほっこりした”とファンの間で話題となりました」

　バナナマンは乃木坂46の“公式お兄ちゃん”であることが公言されているが、もはや“お兄ちゃん”というよりは“お父さん”のような愛なのかもしれない。

「バナナマンが乃木坂46メンバーを娘のように接している姿も毎回話題になりますが、バナナマンに褒められることに対して本気で喜んでにやけてしまっているメンバーの姿も毎回注目されるところ。今回の料理対決でも1期生の料理を『え！うまいんだけど！』と設楽がどんどん食べ進める姿を見て1期生は満面の笑みで『うれしい～』と喜んでいました。まさに父親に褒められたかのような喜び方です。1期生はグループの中ではお姉さんポジションですが、バナナマンを前にすると初期の頃のようなあどけない表情を見せます。やはり、10年間見守り見守られてきた仲なので、お互いに相当気を許しているのでしょう」（アイドル誌ライター）

　毎回ファンをほっこりさせている、乃木坂46メンバーとバナナマン。『乃木坂工事中』を面白いと思う人の多くがこの関係性を含めて好きになっているのではないだろうか。

大山ユースケ（ライター）

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ