二子玉川ライズがオープンし、大規模な再開発が完了! 二子玉川駅周辺はどうなる?
#不動産投資 #東京これから買える街 #二子玉川
4.二子玉川駅周辺の価値は今後も上昇するのか?
今まで見てきたように、大規模な開発が一段落し、落ち着いていた二子玉川駅周辺は暮らしやすい環境が整っています。
しかし、不動産購入を検討するには、将来的な価値を見込めるのか見極める必要があります。そこで、それぞれのデータをもとに詳しく確認していきます。
●4-1.二子玉川駅周辺の世帯数の比較
上記のグラフは「二子玉川駅」と「溝の口駅」、「三軒茶屋駅」の世帯数の比較です。
「三軒茶屋駅」は単身世帯が多いのに比べ「二子玉川駅」は2人以上、家族世帯がどの駅よりも多い傾向があります。
買い物や外食も便利で、駅から離れると閑静な住宅街、さらに近くには多摩川があるバランスの良い環境がファミリー層に好まれているようです。
●4-2.二子玉川駅周辺の人口予測
4-2-1.各駅徒歩15分圏内の人口推計のデータ
2050年までの人口の増加数は、二子玉川駅は3,090人増加予想となっています。一方三軒茶屋駅周辺の人口は減少予想であり、今後は駅個別で不動産の選別を行っていく必要がありそうです。
4-2-2.過去10年間の世田谷区全体の人口推移
上記グラフは世田谷区「町丁別世帯数および人口表」をグラフにしたものです。2020年までは順調に上昇していましたが、21年には新型コロナの影響からか、減少しています。
●4-3.交通機関の乗車数から見る利便性
東京都交通局が発表している『各駅の乗車人員』のデータを基に、「二子玉川駅」の乗降者数の推移を考察していきます。
二子玉川駅は、再開発が完了した15年から乗降者数は大きく増加しています。また、09年田園都市線複々線化により大井町線が溝の口駅まで乗り入れ開始したことにより、溝の口駅の乗降者数が一気に上昇しその後も順調に増加しています。
●4-4.二子玉川駅周辺の土地の価値の推移
二子玉川駅周辺の土地の価格を確認していきます。商業地域に区分されている『世田谷5-20(二子玉川駅)』と、住宅地に区分されている『世田谷区-38(世田谷区玉川4-27-10)』の地域と近隣の場所を含めた3地点のデータを基に、2011年から21年までの価格をグラフにまとめたものです。
4-4-1.商業地に区分されている『世田谷5-20(二子玉川駅)』について
再開発が完了した15年から価格が徐々に上昇しています。21年と11年では52万円/平方メートル(約58%)も増加しています。
4-4-2.住宅地に区分されている『世田谷区-38(世田谷区玉川4-27-10)』について
こちらも再開発完了の15年から価格は上昇し、21年と11年で18万円/平方メートル(約35%)増加していました。やはり再開発により上質な環境が整ったことで、二子玉川駅周辺の価値が向上したことがわかります。
●4-5.二子玉川の中古マンションの価格推移
最後に、ライフルホームズが発表している『住まいのインデックス』のデータを基に、実際の二子玉川駅周辺の中古マンションの価格推移を確認します。
まずは、下記のグラフをご覧ください。こちらは、2010年からの二子玉川駅周辺の中古マンションの価格をまとめたものです。
上記のグラフによると、現在二子玉川駅周辺の中古マンションの価格は上昇傾向です。20年に発生した新型コロナウィルスの影響を受け多少下落しましたが持ち直しているようです。
直近の3年間で6.98%程度上昇しています。これは東京都の変動の8.98%に比べてやや低めの水準になっています。その他一戸建てや土地の価格も上昇傾向にあり、当面は安定した価格を保つのではないかと予想されます。
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