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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 沖田臥竜×武田玲奈「ムショぼけ」って何だ?

【沖田臥竜×武田玲奈】「ムショぼけ」って何だ? 清純派女優が異色ヤクザドラマでギャルに変身! 挿入歌熱唱!!

尼崎は何でもあるけど、特別なものは何もない

――作品には、沖田さん自身と被る設定や描写があったようですね。

沖田 どうしたって小説を書くときに、自分が見た景色や得た経験が元となるので、被る部分が出ますね。尼崎で生まれ育ったがゆえに撮影中にいろいろ蘇る中で、武田さんら有名キャストがその風景に入ってきて、新鮮な感覚でしたわ。

武田 私は、神戸や宝塚は行ったことあったのですが、同じ兵庫県でも、尼崎はまた違った雰囲気でおもしろい街でした。

沖田 一応、映画館もデパートも何でもあるんやわ。だから、神戸や大阪に出ていくのも、中学を卒業してからぐらい。ただ、逆に言えば、特別なもんは何もない(笑)。

――「アマ」と、町にニックネームをつけるのは珍しいです。

沖田 あ~そうやね。以前『探偵ナイトスクープ』でも、尼崎の人にどこから来たかを聞くと、「アマですわ」って必ず言うってネタが紹介されてた。たしかに「わ」までつけて言いますわ(笑)。

――主演の北村有起哉さんいかがでしたか? 

武田 前に1度ご一緒したことがあったんですが、みんなに分け隔てなく対応してくれるおもしろい方なんです。上から来るのではなくて、一緒に楽しんでくださる、笑ってくださる人です。でも、今回は台本とにらめっこされている時間が多かった気がします。

沖田 北村さんは、今回のドラマの企画プロデュースの藤井(道人)さんとともに、僕が監修させてもうた映画『ヤクザと家族』でも一緒でした。何でもできる人で、そのときはヤクザの所作指導をさせてもうたら、盃ごとの媒酌人の芝居もすごく力を入れられてて。今回はヤクザ役といっても、関西弁でのコメディーでしょ。でも、それを見事にこなしてすごかった。

武田 北村さんの演じる陣内が作るファミリー感が、すごく温かかったですね。須摩海岸でのシーンは楽しい思い出。北村さんが裸で海に入って、みんなでわちゃわちゃして、私も砂浜をめちゃくちゃ走りました。

沖田 武田さんは1日中走ってたね。あとはシゲ役の藤井陽人君も頑張ってましたね。彼は表情が、特に目力がいい。(元極道の)僕が言うんやから間違いない(笑)。注目したってください。

――ロケでは、沖田さん自らがタレントの車の送迎係をしていたとか。

武田 ドラマの原作者の方に運転していただくなんて、初めての体験でした(笑)。沖田さんは優しい方で、人見知りの私にもちょこちょこしゃべってくださって、ありがたかったです。

沖田 岸和田から新大阪駅に送るときやったかな。ブレーキを踏んだら、飲んでもらうために用意していた水のペットボトルが落ちて、そこで思い出して「あっ、すいません、それ飲んでくださいって」(苦笑)。とにかく、女優さんを乗せているんだから、事故を起こしたら絶対にアカン。それだけ気にしての運転でしたわ。

武田 快適な車でした(笑)。

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