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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 眞子さま、佳子さまの「乱」の行方

眞子さま、佳子さまの「乱」が導く皇室制度の行方

菅義偉官房長官時代の秘書が警視庁トップに

 新潮が、伊藤詩織に対する準強姦容疑で逮捕状が出されていた元TBS山口敬之の執行直前、ストップさせた中村格(いたる・58)が、全国30万人といわれる警察庁長官に昇進するという人事が、9月10日に内示されたと報じている。

 当時中村は警視庁刑事部長だった。その前に菅官房長官の秘書官を3年務めていて、安倍と親しい山口を守れば、安倍や菅の覚えが目出度くなると考えてのことであろう。

 その通り、同期で先に長官になるといわれていた人間を逆転しての“快挙”だという。

 2019年の参院選、河井克行・案里夫妻が広範囲にカネをばらまいた事件で、広島県警は広島地検と協力して捜査を進めようとしていたが、早々に降りてしまったのも、中村の意向が働いたといわれているようだ。

 この選挙も安倍と菅がゴリ押しして、案里に1億5000万円もの巨額な選挙資金を流したといわれている。菅が辞任したのだから、警察庁人事も見直すというわけにいかないのだろうか。

 文春が、組織委関係者らが借り上げていた選手村近くにある「ホテル マリナーズコート東京」で、五輪開催中もスタッフに夜な夜なコンビニへ酒を買いに行かせ、集って呑んでいたと報じている。

 特に、パラリンピックが閉会式を迎えた9月5日の午後10時半過ぎには、缶酎ハイなどを並べ、20人ほどが打ち上げをしていたという。

 そこには電通から組織委に出向している高原正訓と、世田谷区から出向している勅使河原晃ら広報局幹部がいたそうだ。ホテルでの打ち上げは午前0時過ぎまで続き、高原や勅使河原たちは銀座のカラオケ店「パセラ」へ繰り出し、総勢9人で朝まで騒いでいたという。

 大会関係者によれば、「高原さんら数名が飲み会の翌朝、パラリンピックの会見に平然と出ていた」そうだ。彼らには感染リスクなどお構いなしなのだろうか。

 ホテルを撤収する前日の9月9日には、デリバリーヘルスの女性もホテルに呼びこまれていたと文春は報じている。ラブホのようにも使っていたようだ。

 私は、東京五輪はほとんど観なかったが、パラリンピックは開会式、閉会式をふくめて、多くの競技をテレビ観戦して、スリルと興奮と感動をもらった。

 超エリート障がい者たちの活躍を観ながら、寝たきりで動けない多くの障がい者のことを考えていた。たしかに全体としては薄汚れた東京五輪だったが、パラリンピックはやってよかったと、私は思っている。

 フライデーが公職選挙法違反で懲役1年4月、執行猶予5年の有罪が確定した河井案里(47)元参議院議員の近況を撮影している。

 彼女の姿は9月中旬の午後、東武伊勢崎線の小菅駅にあった。

 駅から徒歩で10分弱、東京拘置所の面会所へと入っていった。

 そこには夫である元法相の河井克行被告(58)が拘留されている。

「克行被告は計100人に約2870万円を渡した公職選挙法違反〈買収など〉で逮捕され、今年6月に東京地裁から懲役5年の実刑判決を受けました。
 議員辞職をし、今後は『選挙に出ない』とも宣言して、克之被告は情状酌量を狙ったのですが、まったく考慮されなかった。
 克行被告側は即日、控訴しています。ただし、支援している議員仲間や地元企業はほとんどいないと聞いています」(全国紙社会部記者)

 2人は離婚するといわれていたが、フライデーは9月にも案里の姿を東京拘置所で見かけているというから、愛情の欠片は残っているのかもしれない。

 政治ジャーナリストの角谷浩一が指摘するように、
「自民党総裁選では、どの候補者も河井夫妻の買収事件の真相解明について消極的です。安倍晋三前総理、菅義偉総理からもほとんど説明がなされていない。
 しかし、衆議院選挙の前に党本部から提供された1億5000万円の経緯と使途が明らかにされなければ、有権者からの信頼は戻ってきません」

 その通りである。

 安倍や菅に忖度して、この不可解な選挙費用の流れを解明するといい切らない候補者は総理失格だと思うが、そうなると全員いなくなる。

 変人といわれている候補も、都合の悪いことはしゃべらないのでは、まだら変人、変人三歩手前といわざるを得ない。

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